ビットコインの時価総額、インテルやコカコーラを抜く

投稿日：2020年8月10日

仮想通貨（暗号資産）市場が強気トレンドにある中で、ビットコイン（BTC）の時価総額がインテルとコカコーラといった主要な上場企業を抜いたことがわかった。これはビットコインの上昇と同時に、こうした巨大企業の業績低迷があるようだ。

2020年7月の上昇を受けて、ビットコインの時価総額は2000億ドルを突破。記事執筆時点では2070億ドル（約21兆9500億円）を超えている。

マクロ・トレンドのデータによると、7月31日のインテルとコカコーラの株式は、それぞれ2030億ドルと2020億ドルとなっており、ビットコインがこれら巨大企業を追い抜いた。

Bitcoin seven-day market cap chart

（出典：Coin360 ビットコインの7日間チャート）

インテル株価は急落

世界的な大手テクノロジー企業であるインテルはここ数日、市場シェアの低下が際立っている。同社が7月22日に発表した第3四半期の収益見通しで次世代チップの開発が遅れると発表したことを受けて、同社の時価総額は2590億ドルから、7月24日に450億ドルも急落した。

Intel all-time market cap chart

（出典：マクロ・トレンド「インテルの時価総額チャート」）

インテルがビットコインに時価総額が抜かれたのは今回が初めてではない。2017年にはビットコインが過去最高値の2万ドルを更新したことで3000億ドルに到達し、2200億ドルほどだったインテルを凌駕した。

コロナ禍における経済が打撃を受ける中で、飲料大手のコカコーラは今年初めに大規模な売りに見舞われた。2020年3月、コカコーラは1ヶ月で900億ドル以上の時価総額を失った。この下落によって、同社の四半期収益が過去30年間で最大の減少幅となった。

一方でビットコインは2020年1月1日から時価総額で800億ドル以上と40%の上昇を記録している。

Source: 仮想通貨情報局