レンジブレイクは本物か

菅総理が総裁選に出馬しない意向を固めました。衆院選で与党が大敗する可能性がなくなりました。株式市場もこれに反応し、ＴＯＰＩＸは年初来高値を更新しました。日本株は半年間の需給悪を乗り越え、レンジアウトできるのか少しお話したいと思います。

→前回ブログ「相場の７割はレンジ相場」

まずはＴＯＰＩＸ日足チャートの確認です。
週足大陽線。１９９１年以来３０年ぶりの最高値です。今年２月に上値抵抗となるレジスタンスライン（1,885円）を突破し、その後は1,885円が下値のサポートラインとなって半年間のもみ合いレンジ。そして今週、レンジブレイクの可能性が高まっています。

この半年間は海外勢は米国株をロング（買い）、日本株をショートするというスタンスだったことが伺えます。

かりに、このレンジブレイクが本物になった場合、過去のもみ合い後のブレイクは、ＴＯＰＩＸ換算で＋１０～１５％の値幅上昇が期待できます。

今週はオプション取引を含むメジャーＳＱです。月曜は米国レイバーデイの休場で下値は落ち着きを見せると思いますが、一旦売り方を踏み上げた後はどのような動きをしてきてもおかしくはありません。レンジブレイクが本物かどうか確認できるのはメジャーＳＱ通過後かと思います。

日本のマーケットが閑散相場だったのは市場売買の７割を占める海外投資家の不在があります。彼らがバケーションから戻り始めており、ＭＳＱ明けから新しいポジション構築に動き出すことになります。その時、割高な米国株に資金を積み増すよりも、相対的に割安で、ここからの２ヶ月間、選挙絡みの小出し好材料に富む日本株に目を向けるのは必然と言えるのかも知れません。

５営業日続伸の日経平均株価チャートです。
２００日移動平均線を回復し、日足の平均線はすべて上向きに転換しています。週足でもわずかですが１３週線、２６週線が上向き転換。週明け窓開けからの陽線となれば、どこかで短期的に窓埋めに向かう動きを見せ、そして再浮上の動きが出てきますので、テクニカルと投資家心理の攻防となります。相場に絶対はありませんから浮かれていられませんが、中長期的な上昇トレンドの始まりの可能性は十分にあると思います。

最後に東証マザーズを確認しておきましょう。

マザーズは先月１８日を起点に先行的に上昇していたため、まずは資金確保の利食いに押される格好になりました。マザーズを売って大型株を買うという資金シフト。あと数日の下落覚悟は必要かもしれませんがそれ以上は需給環境から売り崩される対象にはなり得ないと考えています。

菅総理が『解散』という選択肢を選ばなかった以上、解散・総選挙という流れの株高シナリオは消え去っています。ただし、総選挙の時期が１１月より前倒しになったこともあり、これから２ヶ月間打ち出される政策への期待感と日本株を持たないポジション構築の焦りから海外勢が買ってくるシナリオは十分考えられるところです。総裁選が盛り上がることが必須条件となります。

自民党総裁選の日程です。
９月１７日告示
９月２９日投開票

衆院選
１０月５日公示？
１０月１７日投開票？
１０月２１日衆院任期満了

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「購入者さまの声」

Subject: RE: 「株道」フォローメール

秘儀三十八手読ませて頂きました。

Subject: 東京都の　　です

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最後のページにあった、著者不明の文章、何度も読み返しました。
株取引云々より、自分の生き方を見つめ直す良い機会になったような気がします。
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本当に本当に有難うございました。ペコリm(._.)m