長年、株道ブログを愛読している方はお気付きだと思いますが、私が執筆を休止している時は「休むも相場」、私自身も積極的に株を売買していない時です。
4月以降、日銀がETFで日本株を買ったのは、4月に一回、6月に一回のみ。日本株指数上昇の保険であった「下値買いの本尊」が不在の今、機関投資家は日経225寄りのポジションを売却整理する一方、個人が連れ安銘柄を拾うという構図が生まれ、信用買い残の増加が重石となり、指数が上抜けすることはありませんでした。
こちらは日経平均株価日足です。
この半年間、上値を切り下げながら下落し続けています。日経平均指数に寄与度の高く、個人投資家に人気のあったソフトバンクグループは年初来安値を更新し続け、マザーズ市場停滞と時を同じくして投資家の信用(買い付け)余力を著しく低迷させました。
出来高・売買代金からSBGに高値エントリーした投資家は、-35~-40%の下落に見舞われたと思います。
ファストリに関しては、地合いが許せばあと半月もすれば一目均衡表の遅行線が株価を突き抜けてもおかしくない水準でのもみ合いです。これらの銘柄の下振れリスクが減少してくることがまずは需給面において先決で、それまでは日本株を積極的に買えなかったというのがベテラン勢の本音ではないでしょうか。
日本株全銘柄の本質を示しているのはTOPIXチャートになります。
200日移動平均線を割り込むことなく、株価はレンジ(ボックス)相場の中立に位置しています。マーケットでは、下げれば買いたいという投資家がいればいれほど、大きく下げてくれないのも投資の常です。対して買い手は個人投資家しかいなかったため、レンジ内の日柄で個人の買い残玉整理が行われていたことがわかります。
そもそもレンジ相場は相場の7割を占めると言われています。出来高も板も非常に薄くなりますから、レンジ内では小幅にアルゴ操作されやすく、個別株を狙う個人投資家にとって勝率は低くなります。レンジにおいて指数を横目にちらちら個別株にエントリーしても利益に繋がりません。
これがテクニカル面でベテラン投資家が積極的に日本株を買わなかった理由かと思います。
当初、衆議院解散は9月、総選挙10月という案が有力視されていましたが、もっとも遅いケースでは11月28日総選挙もあり得るとのこと。日経新聞によると、解散から総選挙直前までは景気刺激策などの株高材料が出やすく、過去50年間、勝率100%であるため、投資家も意識しやすく、今後は政治日程や動向を見据えた株価推移になるのかも知れません。
個人的には衆議院解散前後、日本株安がベストシナリオ。その時に買い付け余力を残しておくこと、選挙相場に強い業種・銘柄(過去の衆院選の時期と値を飛ばした個別銘柄のチャートを比較)をストックして動向を監視し続けることが必要になると考えています。
※解散時期が不透明です。株道の「指南書」特別付録に記載された選挙買い銘柄に“早まって”手を出さないように注意下さい。解散前に売り崩される懸念も少なからずあります。
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「購入者さまの声」
Subject: RE: 「株道」フォローメール
秘儀三十八手読ませて頂きました。
Subject: 東京都の です
こんばんは。昨日、相場帳第2弾届いております。どうも有難うございました。
あれだけの量を書きまとめるのには、大変な労力と時間を費やしたことと思います。
早速読ませていただきまして、本当に購入して良かっなあと、満足感でいっぱいです。
私の知りたかった事や、誰も教えてくれない事がたくさん書いてありました。
本屋さんで探しても、おそらくこのような内容の本は見つからないでしょう。
貴重な投資体験談や、ノウハウを教えていただき、心から感謝いたします。
ただ、初心者の私には難しい部分もあり、マスターする迄には何年もかかりそうです。まずは、株用語から勉強しないと先に進めませんね。
最後のページにあった、著者不明の文章、何度も読み返しました。
株取引云々より、自分の生き方を見つめ直す良い機会になったような気がします。
これからは、この相場帳を私の参考書にして頑張ります!
本当に本当に有難うございました。ペコリm(._.)m
Subject: Re: ありがとうございました。
株道 さま
相場帳・実践編の資料送付、ありがとうございました。
数回にわたり拝読し、「真」に迫った実戦的な中身に加え、
ご自身の体験からの想い・気持ちの入った文章にもリスペクト
を抱きました。心から、感謝申し上げます。
特に、暴落相場で投資する具体的な方法は、これまでさまざまな
投資本・ブログなどを読む中で、初めて眼にしたものでした。
東日本大震災やリーマンショックの大暴落以後、株価が上がった
ことは知っていましたが。。実践的手法には初めて触れました。
Source: 株道 - 人に教えたくない私の相場帳 -