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「イーサリム2.0は間もなく登場」、ブロックチェーン企業コンセンシスのルービン氏

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ブロックチェーンコミュニティの多くのメンバーは、複数のフェーズを経てリリースされる予定のイーサリアムブロックチェーンのアップグレードである「イーサリアム2.0」の登場を待ち望んでいる。フェーズ0は、イーサリアム2.0ロードマップの最初に予定されているものであり、今年にローンチされる予定だ。

正確なリリース日に関してはまだ様々な憶測があるが、イーサリアムの共同創設者であり、ブロックチェーン開発企業コンセンシス(ConsenSys)創業者のジョセフ・ルービン氏は、最近のBaselineでのインタビューの中で、イーサリアム2.0が間もなく登場するだろうと述べた。

「イーサリアム2.0は間もなく到来する。私たちは今、最終的なテストネットであると考えているものの中にいる。様々なチームによって構築された多くのイーサリアム2.0クライアントの間で、テストネット上で多くのスムーズな操作が行われた」

ルービン氏はさらに、イーサリアム2.0の最終テストネット「Medalla」で問題がなければ、イーサリム2.0のビーコンチェーンのメインネットローンチに関心を向けることになると述べた。

イーサリアム1.0がなくなることはない

ルービン氏はまた、インタビューの中で、イーサリアム1.0が今後も続くことになると述べた。その理由は、イーサリアム2.0は、イーサリアム1.0からの自然な移行として機能するからだという。

「イーサリアム1.0がなくなることはない。イーサリアム1.0は、イーサリアム1.5に進化する。イーサリアム1.5は、ステートレスであり、イーサリアム2.0に容易に吸収されるだろう」

ルービン氏によると、イーサリアム1.0は、「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」コンセンサスメカニズムを採用するイーサリアム2.0を可能にするステーキングプラットームだ。そのため、2つのプラットフォームは密接に接続される。「イーサリアム2.0は、イーサリアム1.0に到達し、そこでブロックをファイナライズするため、イーサリアム1.0でのブロックのセキュリティと生産を向上させることができる」と、ルービン氏は述べている。またイーサリアム2.0は、イーサリアム1.0の「最大かつ最も洗練されたDeFiアプリケーションになる」とも述べている。

さらに、イーサリアム2.0は、拡張性、スループット、セキュリテイなどの機能をイーサリアムのパブリックメインネットに提供する。待望されているビーコインチェーンは、イーサリアム2.0のバックボーンとして機能する。

企業はイーサリアム2.0を採用するか?

イーサリアム2.0の進歩は注目に値するが、企業での採用には時間かかる場合があることを指摘することは重要だろう。ルービン氏は、イーサリアム2.0の第3フェーズは2021年後半もしくは2022年のいつかに行われるとコメントしている。これが行われると、企業はイーサリアム1.0からクライアントをスムーズにオンボードできるようになる。

イーサリアムブロックチェーンの企業での使用を推進するグループ「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」のエクゼクティブディレクターであるダン・バーネット氏は、企業のイーサリアム2.0への関心は比較的高いと、コインテレグラフに語っている。

「私たちのメンバーの多くは、それをネットワークのより大きなビジョンへの強い宣言であるとみなし、イーサリアムへの投資をさらに強化している。メンバーからの主な関心は、ツールとアクセス方法のいくつかとともに、バリデーション市場の進化にあるようだ」

ただし、分散型金融(DeFi)エコシステムが成長を続け、爆発的な時価総額の増加とDeFiトークンによる新しいユースケースがあるため、これは驚くことではないだろう。

イーサリアム2.0の展開に関して、バーネット氏は、ほとんどのEEAメンバーが、セキュリティ、データプライバシー、データ保管、トークン管理など、スタックの上位の領域に主に焦点を当てているとも述べている。「ツールとサービスを有効にすれば、ETH2.0ノードをより簡単に利用できるようになり、メンバーがイーサリアム2.0の採用にさらに集中することが期待できる」と、バーネット氏は説明している。

そのため、企業の採用が今後数年で実現すれば、トランザクションのプライバシーと機密性を可能にするベースラインプロトコルや他のツールなどのソリューションが進化することになる。

企業がETHをステーキング?

イーサリアム2.0の企業による採用には数年がかかる場合があるが、ステーキングのアイデアが勢いを増していることは注目に値する。企業および機関投資家向けに設計されたイーサリアム2.0クライアントであるTekuのプロダクトオーナーであるベン・エディントン氏は、コインテレグラフに次のように述べている。

「今年の終わりまでに、イーサリアム2.0の第1フェーズを提供する。これはプルーフ・オブ・ステークのビーコンチェーンだ。イーサをステーキング可能になり、ネットワーク上でバリデーターを実行することで相当な報酬が得られる。相当量のイーサを保管している企業であれば、ステーキングに参加したいと思うかもしれない」

イーサのステーキングに関心を寄せている企業は興味深い展開だ。一方で、イーサリアム2.0の到来と分散型金融の台頭が、分散型経済全体をどのように可能にするかという問題もある。

ルービン氏は、ユーチューブのインタビューでこれについてコメントし、DeFiは分散型経済の新たな金融供給レイヤーであると指摘した。そのため、ルービン氏によれば、これにより、企業のユースケースに新しい分散型アプリケーションを採用できるようになる。

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/ethereum-2-0-is-coming-unlikely-to-speed-up-enterprise-defi-adoption 

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Source: 仮想通貨情報局

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