5月中旬に推定されているビットコインの半減期は今年仮想通貨業界で最も注目されるイベントだったはずだが、新型コロナウイルスの影響で影がすっかり薄くなってしまった。その影響か、過去2回の半減期と比べて今年の半減期前のビットコイン推移に異変が起きていることが明らかになった。
ブロックチェーン分析メディアのメサーリによると、半減期前の90日間のビットコイン価格推移で初めて大幅なマイナスに終わる公算が高いことがわかった。
(出典:Messari 「ビットコイン半減期の90日前と90日後の推移」)
2012年は半減期90日前でビットコインは11.1%上昇。2016年は58.8%上昇した。一方今年は33.5%のマイナスとなっている。
今回の半減期では、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が12.5BTCから6.25BTCに半減される。需給の関係が変わることから、ビットコインの価格に対してポジティブと見るのが一般的だが、市場関係者の間で見方が分かれている。
また、半減期前の365日のビットコイン推移で見ても、今年は異常であることが分かる。
(出典:Messari 「ビットコイン半減期の365日前と365日後の推移」)
2012年は半減期365日前でビットコインは136.4%のプラス。2016年は145.7%上がった。一方今年は1.4%の下げとなっている。
メサーリの創業者ライアン・セルキス氏は、「今年の半減期は以前の2回とは違うと言うことが安全だろう」と述べている。
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Source: 仮想通貨情報局