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ネム(NEM)財団とテックビューロの正式提携も!7月度の財団活動報告が発表

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NEM財団事業計画

財団の役割としては、エコシステムパートナーのサポート、プラットフォーム開発、教育の提供を通してNEMブロックチェーン技術の採用と開発を支援することが主となっている。2019年は、次世代ブロックチェーンであるカタパルトの商品化とローンチを支援することとしている。

NEM財団は2019年序盤に、再編を行った。これによりカタパルト、サステナビリティ、ガバナンスの3方面に投資する体制へとシフトした。主な内容は以下となる。

項目 内容
グローバルフロントエンド開発スタジオ テストネット、SDK、ドキュメント、モバイルアプリなどを進める。
カタパルト ロードマップの公開、コア開発者との連携強化。
事業開発体制 事業開発チーム、ポリシー、管理ツールの見直しと新しいパートナーシップを進める。
日本戦略支援 日本の企業の採用を検討。同時にコミュニケーションを改善するため翻訳会社が参加。
ブロックチェーン産業でのロビー活動 V20、トークン分類イニシアチブ、ブロックチェーン研究所、国連などに登壇。
マーケティングとブランド管理 世界のイベントやハッカソンに参加。
ラーニングポータル ユーザーが試験、チュートリアル、イベントなどを通してNEMについて学習するためのプラットフォームを作成。

パートナーシップの更新

NEM財団がテックビューロホールディングスとパートナーシップを締結した。NEM財団の収益基盤の強化とプライベートブロックチェーンであるミジン(mijin)の海外販売促進、マーケティング活動の強化を目指し、より一層の連携強化を図る。

技術アップデート

  • カタパルト(コードネームエレファント)にて新アルゴリズムPoS+を導入。
  • ソフトウェア開発キットとクライアント統合。
  • カタパルトパブリックチェーン移行によるワーキンググループの開設。
  • カタパルトテストネット開始。

コミュニティ情報

アジアを主体とした活動が見られており、主な活動は次のようになっている。

日本における活動

株式会社Opening Lineは、2019年7月から12月までの期間、近畿大学にてブロックチェーンの教育プログラムを主導する。学生はNEMブロックチェーン上でのアプリ作成から実装までを経験できる。

参照:ブロックチェーン研究プロジェクト

また、2019年7月30日には、KDDIホール東京にて、NEM財団とパートナーシップを提携したテックビューロホールディングスが開発を進めるmijinの使い方に関する講演なども開催される。

中国における活動

NEM Chinaのセンター・オブ・エクセレンス(CoE)チームが中国南西部最大のフィンテックセンターに入り、カタパルト関連の開発に焦点を合わせている。

台湾における活動

NEM財団の共同創設者であるジェフ・マクドナルド(Jeff McDonald)氏が、複数のイベントに参加。ブロックチェーンとIoTの組み合わせについて意見を述べた。

次世代に向けた教育

7月においても、カタパルトのローンチに向けて着々と開発が進められているようだ。日本においても、株式会社Opening LineがNEMを用いたブロックチェーン開発の教育を開始している。ブロックチェーンを用いたセキュアなシステム構築など、今後さまざまなブロックチェーン技術のユースケースが考えられる中で、日本におけるブロックチェーンの教育分野は非常に遅れているように思う。次世代を担う開発環境を整える意味では、開発者の教育が必要であるように思う。

参考資料:https://coinchoice.net/nem-foundation-more-active-to-education_201907/ 

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