米中貿易戦争がビットコイン上昇の背景にあるという見方が広まっている。
フォーチュンによると、仮想通貨投資ファンドのグレースケール・インベストメンツとデジタルカレンシーの創業者であるバリー・シルバート氏は、ビットコイン上昇のタイミングはちょうど米国と中国の交渉が決裂した時だったと指摘。世界経済で「ドラマ」が繰り広げられる中、ビットコインは金のような安全資産としての役割を果たしていると述べた。
「過去5年を見てみると、ブレグジット(英国のEU離脱)の時も、グレグジット(ギリシャのユーロ圏離脱)の時も、ビットコインは急騰した」
米中貿易戦争とビットコイン上昇を関連づける論調は増えている。
14日、米主要経済メディアのCNBCが「米中貿易戦争で株が暴落する中 仮想通貨ビットコインが安全資産として機能」と報道。デジタルゴールドとしてのビットコインの役割に触れ、株式市場が崩壊する中、相関性がないビットコインが安全資産として本領を発揮していると報じた。
【関連記事:「米中貿易戦争で株が暴落する中 仮想通貨ビットコインが安全資産として機能」米主要経済メディアが認める|XRP(リップル)なども急騰】
また、バンク・オブ・アメリカのアナリストも、米中貿易戦争に端を発した景気後退不安とビットコイン価格上昇の関係を認め、ドイツ債や米国債の購入増加による金利の低下から、「利回り」に飢えた投資家がビットコインに投資を始めているのではないかと分析した。
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Source: 仮想通貨情報局