018年に入り仮想通貨市場は軟調で暴落相場もありましたが、そろそろ反転上昇するのではないかと思います。その目安について簡単にわかる方法を解説します。
2月6日(火)、米国株式市場でNYダウが1500ドルを超える大暴落があり、「ミニ・ブラックマンデー」ともいわれています。ちまたでは「VIX指数のしわざ?」「アルゴリズムトレードのせい?」と言われるくらい、ファンダメンタルズ的には問題がなく、下落要因がわかりません。
翌日、このあおりを食った日経平均株価も大暴落。しかし決算期を控え、日本市場もこれといった悪材料は出ていませんでした。
成熟したマーケットでもこのような事があるのですから、若い仮想通貨市場など、何が起きるかわかりません。ただ2017年末に米CME、CBOEのビットコイン(BTC)先物市場が開始された為、相場参加者・属性に変化があるようです。もう「リスク回避のビットコイン(BTC)買い」ではなくなってきました。
市場心理をかんたんに読む方法
今回の大暴落で、ビットコイン(BTC)価格は最高値240万円から67万円までなんと70%以上も下落しています。こういった急落をしているときに、買い向かうのはちょっと怖いですよね。
相場には「落ちるナイフをつかむな」ということわざがあります。相場が大きく崩れた時はどこまで下がるかわからないので、地面に刺さるまで手を出さないのが鉄則です。
そんな時に、価格の節目を見るのに便利なのが「フィボナッチ数列」です。
フィボナッチは心理的な「ちょうどいい・心地よい」を表した数値です。(フィボナッチ比率については自然界や建造物にもみられる現象なので調べてみてください。)
フィボナッチを使った分析の過去記事:ビットコインはなぜ急騰後、暴落したのか?
ビットコイン(BTC)日足チャート【2月6日】
出典:Bittrade BTC/JPY 日足チャート
テクニカル分析:フィボナッチリトレースメント
「フィボナッチ」には・フィボナッチサークル、スパイラル、ウエッジ、チャネル、スピードレジスタンス・アーク、スピードレジスタンス・ファン、などたくさんのツールがありますが、「フィボナッチ・リトレースメント」が一番一般的なので、これだけでもOKです。
2月6日(火)急落時のチャートに「フィボナッチリトレースメント」を引きました。直近の最安値ポイントを2017年11月の上昇スタート時(63万円)に設定し、最高値を12月(240万円)にしました。もちろん高/安の決め方、チャートの時間足によっても数値は変わります。
フィボナッチの見方
高値から安値を結ぶと「%」表示が出てきます。この数値が相場の節目(サポート&レジスタンス)になるラインです。
◎重要数値:「23.6%」「38.2%」「50.0%」「61.8%」「78.6%」
特にこの5つの比率は意識されるため、価格がこのラインに近づいてきたら注目してください。
チャートを見ると、2月6日に11月からの上昇分がすべて解消されてしまいました。ここを下回る可能性もありますが、全戻しになったのでチャート的にはここから反発する位置を考えてみます。
そうすると反転後の節目が「78.6%=100万円、61.8%=130万円」という価格が見えてきます。
ビットコイン(BTC)日足チャート【2月15日】
出典:Bittrade 日足チャート
テクニカル分析:フィボナッチリトレースメント
9日後のチャートです。上昇相場が解消され安値を付けたのち、反発。現在、価格は78.6%の地点まで戻ってきました。ただし、上げ勢力がまだ弱いので、次の61.8%の位置(130万円)を抜けると、上昇トレンドが強まるのではないかと思います。
フィボナッチは投資家心理を表す指標のひとつ
フィボナッチでの意識されるラインはあくまでも目安です。そこで絶対に反発するわけではなく、簡単に抜けてそこから加速する事もあります。しかしフィボナッチは仮想通貨だけでなく、すべての相場で使われています。
フィボナッチは自然界に存在する数列であり、投資家心理を表す指標なので活用してみてください。
参考:https://coinchoice.net/bitcoin_price_hike_know/
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Source: 仮想通貨情報局