仮想通貨ビットコイン(BTC)がチャート的に2万ドルに向かって上昇する局面にある。米有力経済メディアのMarketWatchがカナダの投資会社カナコード・ジェニュイティ・キャピタル・マーケッツが出した顧客向けのメモを引用する形で報じた。
(引用元: Canaccord Genuity Capital Markets via MarketWatch「2011年2月10日~2017年2月22日(青色)と2015年2月27日~2019年2月26日(水色)のビットコイン価格推移」)
カナコードによると、2011年~2015年と2015年~2019年のチャートが酷似しており、このトレンドが続けばビットコインは今くらいの水準で底をつけ、理論的には2021年の3月には2万ドルの水準に到達するという。ご存知の通り、ビットコイン2万ドルは2017年末につけた過去最高値だ。
カナコードのアナリストは、次のように分析した。
「現在は4年前とは異なる力学がいくつも働いているが、2019年にビットコイン価格を加速させるかもしれないきっかけはいくつかある。1つは、機関投資家向けのカストディ (資産管理)ソリューションが2019年の前半にも立ち上がりそうなことだ。フィデリティ・デジタル・アセッツが牽引している」
フィデリティは昨年10月、ヘッジファンドや基金などを対象に、仮想通貨の保管(カストディ)や複数取引所における取引をサポートするため、フィデリティ・デジタル・アセッツを立ち上げたと発表。資産保護や元利金・配当金の代理受領、運用資産の受渡し決済、運用成績の管理などを提供するサービスで、機関投資家が安心して仮想通貨を取引できるようになると期待されている。
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フィデリティは、3月にビットコインのカストディ(資産管理)サービスを始めるために準備を進めているという報道もある。
またカナコードのアナリストは、今後のポジティブ材料として、ビットコインの取引効率を高めるスケーリングで改善が見られる点や新興国経済の成長をあげたという。
相次ぐ強気予想
最近、ビットコインに対する強気予想が増えている。
去年のビットコインの84%以上の下落予想を的中させたトレーダー、ピーター・ブラント氏は、先月末、2015年にビットコインの強気相場が再開する前と現在の相場の動きの類似性を指摘した。
また、仮想通貨トレーダーとして有名な$scareaceは、ビットコインの次の過去最高値は最大33万6000ドル(約3700万円)になると大胆予測。歴史的にビットコインが70%以上下がったあと、次のサイクルのピークは以前の高値の5.1倍~16.98倍になったことを根拠にあげた。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-is-on-its-way-to-reach-20-000-dollar
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Source: 仮想通貨情報局