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イーサリアムのコア開発者ら、ハードフォークのコンスタンティノープルなど議論

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イーサリアム(ETH)のコア開発者らが24日、ユーチューブ上で定例会議を開催し、まもなく実施されるハードフォーク「コンスタンティノープル」に向けたクライアント実装の進捗状況とEIPのテストについて話し合った。

 会議は、証明のないブロックチェーンテストの処理に関する最新アップデートと、多くのETHクライアントで達成された進展についての話し合いから幕を開けた。開発者の一人は潜在的な合意形成にまつわる問題を回避するため、試験の一部を見直す必要があると説明した。

 今週は多くの新機能がリリースされたものの、開発者たちは「巨大」メジャーのマイナーの書き換えにおいて一つの不安定性があることに気付いた。これは次回のアップデートまでに解消されることになっている。開発者たちは月曜までに「全てを完成」させ、マイニングリリースの問題を解決するための新たなリリースを打ち出すことを計画している。

 会議によると、ハードフォーク「コンスタンティノープル」に関しては、この2週間でほとんど何の変化も起きていない。開発者たちはそのテストネットにおける数点のバグ修正と新たな微調整について報告するとともに、EIP-1211が今度のハードフォークには含まれないと述べた。

 さらに開発者たちは、いまだ開発途中にあるものを犠牲にして新たなEIPを大急ぎで含めたり、実装の準備ができているものを遅らせたりするよりも、予定通りに新たなハードフォークをリリースする方がイーサリアムのネットワークにとってはるかに良いとの判断を下した。

 「その変更をコンスタンティノープル向けの全EIPに含めることがかなり難しい」場合に2つ目のハードフォークを行う可能性について話しながら、開発者の一人は次のように述べた。

「仮に時期を遅らせたならば、私たちはこの特別な(コンスタンティノープルという)ハードフォークにさらに多くの機能が欲しくなるだろう。また、一つのフォークで多くの変更を行うのが良いのか、それとも多くのハードフォークで少数の変更を行う方が良いのかを話し合うべきだ」

 さらに開発者たちはハードフォーク「コンスタンティノープル」のあとは8か月ごとに新たなハードフォークをリリースすると決定した。6か月ごとにリリースするという提案は開発チームにかかるプレッシャーが大きくなり過ぎるだろうとの理由で却下された。

 議論ではさらに「ディフィカルティボム」の追加と、それがブロック報酬の削減と維持に与える影響に関する問題をテーマとして扱った。開発者たちによると、EIP-858はブロック報酬を1ブロックあたり1ETHに、EIP-1234はブロック報酬を2ETHに削減する。一方、EIP-1295は報酬を3ETHに留めるものの、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のインセンティブ構造など他の要因に影響を与えることになる。

 考えられる3つのシナリオのうち、どれがより望ましいかを判断するため、開発者たちはコミュニティのメンバーを招集した。参加者の中にはETHマイニングによる環境への影響を指摘するものがいた一方、収益性の縮小を主張するものやETHネットワークからASICマイナーを排除することを主張するものまでいた。結局、議論の参加者同士で見解の一致を見ることができなかったため、開発者たちは次週の8月31日に再び会議を開催することを決定した。

 記事の発行時点現在、イーサリアムはおよそ281ドルで取引されており、先週からほぼ10%、先月からは41%値下がりしている。

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/ethereum-core-devs-debate-constantinople-hard-fork-and-difficulty-bomb-during-meeting 

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