ノーベル賞経済学受賞者であるポール・クルーグマン教授は、ブロックチェーンカンファレンスのパネルディスカッションで、「ビットコインは金(ゴールド)よりも有用性が高い」と語った。クルーグマン氏は長年、ブログなどでビットコインに対して懐疑的な主張を展開していたことで有名だ。
クルーグマン氏は14日にラスベガスで開催されたChainXChangedeのパネルディスカッションで発言した。The DAILY HODLが19日、当日のクルーグマン氏の発言を紹介している。
クルーグマン氏はビットコインのマイニングによるエネルギー問題があることに触れつつ、「金は死んでいる。…ビットコインは金(ゴールド)よりも有用性が高い。将来、ビットコインが価値あるものになる可能性がある」と発言した。
またビットコインのユーティリティを法定通貨(フィアット)と比較すると、主要な問題はBTCを送金するためのトランザクションコストだと、クルーグマン氏は指摘。トランザクションフィーが削減されれば、仮想通貨への懸念は払しょくされるだろうと述べた。
クルーグマン氏は仮想通貨やビットコインに対して懐疑的な姿勢で知られている。2013年12月には「ビットコインは悪魔」というブログ記事を投稿。最近も、7月31日のニューヨークタイムズに掲載したコラムでビットコインの懐疑論を展開していた。
NYタイムズのコラムの中では「もし投機筋がビットコインは価値がないと集団的に疑ってしまえば、ビットコインは無価値になるだろう」と主張。「将来、ブラックマーケットでの利用や租税回避を目的として、ビットコインはほかの仮想通貨と違い、唯一生き残る可能性はある」とするものの、「現実には失望がすべてを破壊してしまうだろう」と持論を展開していた。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/japanese-first-blockchain-voting-started-in-tsukuba-city
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Source: 仮想通貨情報局