BNBトークンのバーン
Binance(バイナンス)が、同社の第四半期を終え、一周年を迎えました。
Q4の概観をまとめているリリースが同社から出ており、本コラムでは要点と簡易的に考察をまとめます。オリジナルのリンクはこちらです。
まず、BinanceはQ4(第四半期)の終了に際して、2,528,767BNB(日本円にして約35億円)を市場で買い戻して、バーン(焼却)をします。
同社のホワイトペーパーの公約では、BNBトークンは、各四半期ごと利益に対して20%をバーンして流通数を減らすとしています。
BinanceのQ4の利益は、約150億円でしたので、約30億円のバーンになります。今回のクオーターも、同社は暗号通貨がベアマーケット(Bear Market)でありながら、利益の最高額を更新しました。
Binanceトークンの保持者に対する利益の還元ですが、これを株式のように配当ではなく、市場で買い戻しを行う理由をして、以下の3つをあげています。
- BNB保持者に対してEthereumネットワークを用いて配当を行うとトランザクションフィーが必要
- 配当を行うとBNBの証券性が高くなり、規制の関係で望ましくない
- 配当を実施する場合、より複雑な業務が必要であり、市場で買い戻しを行う場合はそうではない。
以上が彼らの主張をするBinanceトークンが買い戻しで、ホルダーに利益を還元する仕組みです。
ちなみに、Binanceは今回のクオーターレポートの中で、現在注目を集めているトレードマイニングの仕組みについて、「この手法について当初、Binanceもコピーをしようとしたが、より深く考察するとその仕組みは詐欺的な構造である」とコメントをしています。
トレードマイニング単体については別の機会にできれば説明をしたいですが、暗号通貨業界では、その仕組みを自ら分解して、理解できる能力が重要だといえます。
Binanceトークンの手数料割引は50パーセントに
また、多くの人が知るように、Binanceトークンは、取引手数料の割引にも使えます。通常、Binanceの取引では手数料は0.1%ですが、BNBトークンでこの手数料支払いをすると、0.05%にディスカウントされます。
この割引率は、Binanceトークンを使用しての取引手数料割引率は1年目は50%でしたが、2年目は25%の割引率になります。これがBinanceトークンの使用メリットを減少させ、売り圧力になるかどうかは警戒されます。
とはいえ、Binanceは、戦略的にBNBトークンの価値をあげようとしている他、BNBトークンを通してスタートアップへの投資活動も行っているので、彼らにとってBNBトークンの価値をあげようとするインセンティブは大きいです。
Binanceの投資は、Binance Labを通して行われ、既に、OasisLabs、CertiKやRepublik Protocol、MobileCoinの4つのプロジェクトに投資を行っているとしています。
BNBトークンのトークンモデルは面白く、使用用途は度々アップデートされるので、企業がトークンをどのように活用をするのか、という点で非常に興味深く観察をしています。
今回1周年を迎え、驚異的なスピードで利益を叩き出したBinanceですが、筆者のブログの記事では、なぜBinanceがこれほど成長できたかを分析しています。
おそらく日本語で読めるBinanceについての分析レポートとして執筆時点で最も詳しいものになっていると思いますので、ぜひご覧ください。
参考資料:https://coinchoice.net/binance-1st-anniversary-bnb-token/
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Source: 仮想通貨情報局