EOSネットワーク上で取引されるラム(RAM)の価格が今週、急騰している。分散化アプリケーション(DApps)のインフラとして機能するEOSにおいてRAMは開発に必要なメモリーとなっているため、EOSにおけるDApps開発に逆風となるかもしれない。
EOS Ram Buying Calculator. Source: MarketstackD
EOSは、仮想通貨トークンであって分散化アプリケーション(DApps)のインフラにもなっている。コインマーケットキャップによると、執筆時点でEOSの時価総額は約80億ドルで世界5位だ。一方、RAMは、EOSネットワーク上で開発者がDAppsの立ち上げに使うデータを保存するために使われている。スマートコントラクトでEOSとRAMを交換できるようになっていて、RAMに対する需要が増えれば価格は上がる。4日の執筆時点では1MBあたりのRAMは、約920EOS(約8160ドル)だ。
ただ、今回の異常なまでの高騰は、投機の要素も含まれていると見られる。RAMが高くなり過ぎれば開発者はプロジェクトのために必要なメモリー源が買えなくなるため、EOSがDAppsのインフラとしての機能にリスクが伴う可能性が出て来た。
5月にはEOS開発企業であるブロック・ドット・ワン(block.one)のダニエル・ラリマーCTOが、DApps用EOSIOアーキテクチャの最新版であるEOSIO Dawn 4.0のリリースを発表した際、市場原理に基づいてRAMの配分を行う方針を発表。ラリマーCTOは、需要と供給の原理で価格を決めることで、開発者に対して未使用のRAMを配分するインセンティブを与えることができると話していた。ただ「トレーダーが明日のRAM不足を見越して今日買い占めることになるかもしれない」という懸念も表明していた。
RAMの高騰を受けてレディットのあるコメンテーターは、次のように述べた。
「RAMこそが本当のEOSのトークンだということに気が付いたよ。少なくとも次の2、3年はね。だってラリマーCTOが言うようにRAMの供給が年間最大で20%ずつしか増えないなら、近い将来RAMの供給はかなり限られることになるよ。EOSトークンがなんのためにあるか、覚えているか?ただの仮想通貨ではない。持っていればDAppsを運用するためのリソースを確保できることだ」
今後の焦点は、EOSの「ブロック・プロデューサー(BPs)(ビットコインでいうマイナー)が投票を行いRAMの供給量を増やす決定をするかどうかだ。ただ、これを実現するのは難しいかもしれない。最近EOSでは、BPs、仲裁者とトークン所有者のパワーバランスをどうするかが議論になっていて、ラリマーCTOがEOSプロジェクト全体の規約や統治の仕方の抜本的な見直しを示唆するまでに至っている。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/eos-ram-prices-skyrocket-amid-network-speculation
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Source: 仮想通貨情報局