SIBホールディングスの北尾吉孝社長は31日、3月期第3四半期の決算説明会で、昨年11月に起きたビットコインキャッシュのハードフォークについて「くだらないスプリット」をしたと批判。ビットコインABC側を率いたジハン・ウー氏のビットメイン社が危機的な状況にあるのではないかと指摘し、逆にSBIにとってはチャンスという見方を示した。
昨年11月15日に起きたビットコインキャッシュのハードフォークについて、北尾氏は呆れた様子を隠さなかった。
「基本的にビットコインキャッシュを推そうかと思っていたのに、くだらないスプリットをしましたからね。ああいう風にフォークを、ハードフォークの形でやるとね、一気に投資家は離散していきますよ」
ビットコインキャッシュは、アップグレードをめぐり中国の仮想通貨マイニング大手ビットメインのジハン・ウー氏などが率いたビットコインABCと自称サトシ・ナカモトであるNチェーンのクレイグ・ライト氏が率いたビットコインSVが激しく対立。脅迫まがいの行動が取られたことなどもあり、去年11月中旬以降の仮想通貨相場の重しになっていた。
北尾氏は、最近、ライト氏と夕食をしたことに言及。ちなみに北尾氏とライト氏の食事会の様子は、ライト氏がツイッターに投稿した。
北尾氏は、ジハン・ウー氏はビットコインABCのために相当な金をつぎ込んだため、ビットメインの経営を揺るがす事態になっているのではないかと指摘。「500億円程度の債務があると言われている」と述べた。ビットメインの香港証券取引所でのIPO(新規株式公開)が難しくなったり大幅な人員削減を強いられている要因になっているのではないかと解説した。
「あんな無茶をしなければ、こんな事にならなかったと思うんですけどね。これも悪い話でね、ああいう会社がおかしくなっちゃうと、またビットコインを筆頭に全部が非難される危険性があるね」
ただ北尾氏は、マーケットが良くないことに関して「逆に好機」と前向きな見方を表明。「淘汰の仕組みがあった方が強いものが生き残るわけで、そのタイミングを的確に見分けてここぞという時に打って出る」と話した。
その上で現在、中国人がビットコインを圧倒的に保有しているという構造を変えるという意気込みを見せた。
「僕がこの仮想通貨の世界に入った時、ビットコインの保有構造を見てみると、圧倒的に中国人が持っている。こんなのおかしい。そしてエゴと欲でフォークを繰り返すなんてもっての外だ。僕は、うちが3割取って世の中を変える。そういうタイミングが近づいてきているのかもしれないと思ったりしています」
SBIはマイニング事業を自ら手掛けているが、今後も積極的に投資を続けていく方針だ。31日の決算記者会見の中で、森田俊平CFOは「マイニングは先行投資という形で進めており、今は数千台が稼働している状況だ」とし、「むしろこれからは増やしていこうとしている」と語った。他社が苦戦している中で、チャンスと捉える考えを示した。
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Source: 仮想通貨情報局