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こんにちは、井手慶之です。
昨日の米雇用統計では雇用者数については市場予想を上回る伸び、そして失業率は若干上昇し、賃金の伸びも鈍化という形で強弱が入り混じる結果になりましたね。
その中でどちらかといえば意識されたのが賃金の伸びの鈍化であり、その影響で市場では少し利上げ期待が薄くなったようです。
ここであえて薄くなったという言葉を使ったのは、ここから利上げが年内なくなったりはしないだろうという部分だったり、こういったケースでは利上げという表現はするものの、実際は利上げというよりも市場の心理的な要因で利上げしてもドルが売られるような展開もあり得るからです。
そして、今の相場を見ているとドルがどうも弱くなりそうな雰囲気だと感じています。
ただ、これがリスクを伴った形でドルが弱くなればドル円の下落が一番顕著に出そうですが、逆にそういったリスクが後退した中でドルが弱くなるのであれば他のドルストレートでドルが一番弱くなる可能性があるので、そういった意味では、各通貨の強さ、対ドルとの強さ関係などはしっかりとチェックしておきたいですね。
そして、今のドル円ですが、ここから一旦下に押し込まれる展開になってもおかしくありません。
ただし、これが長期的な下降トレンドを形成するか？を考えると微妙な状況であり、そう考えればいくつかのシナリオが考えられる中で対応をするしかないと思っています。
今回の雇用統計での動きや反応がさほど大きくなかったことも気にはなるのですが、しっかりと月曜のオープニングも気にしつつ週明けに期待したいですね。
今日は週末ということで、ドル円の雇用統計時の動きやここまでのパターン、週明けに向けてのポイント、シナリオなどをダウ、日経とともに動画にまとめてみました。
また明日のメルマガ限定動画では、ユーロ円とユーロドルをご紹介してみたいと思います！
ドル円とクロス円が何か違う動きをしそうで、そこが気になっています。
ご覧になってみてください！
≪雇用統計後の週明けドル円下落？今後のシナリオは？【為替 予想】≫
https://youtu.be/KvnDD_7onec
※再生し、画面右下に出てくる設定で画質を調整できます。
※画面右下から動画を全画面表示することも可能です！
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いかがでしたか？
正直ドル円は悩ましいですね。
というより、ドルストレート全般的にそうなのですがドルが一旦弱くなる可能性はあるものの、ただ長期的なドル買いトレンドが終了するのか？というのは、まだこれから先の状況を見ないと何とも言えません。
というのもドル円にとってはリスク要因となるものが、今後どうなっていくのか？という部分があったり、他のドルストレートであっても、リスク要因となる材料の影響とともに、各国の経済状況、政治状況も影響してくるため、結局ドルの方が買いやすいなんてこともあるかもしれないですね。
よって、さらに先はその後の状況を見ながらで、まずは細かな部分も見て直近のターゲットを順次注目していく形が一番でしょうか！
それでは、よい週末をお過ごしください！
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Source: ここ掘れワンワン！「井手慶之のＦＸ為替予測研究所」【為替 予想】