さきほどニュースで「Bank Negara Malaysia の総裁が辞任を申し出た」とありました。
この Bank Negara Malaysia はマレーシアの中央銀行です。
マレーシアと言えば、先月の選挙でマハティール元首相が92才という超高齢で、かつて自らが率いていた政党のライバル政党の党首として首相に返り咲いたことで話題になりました。その後前首相のナジブ氏は汚職問題で家宅捜索を受けたり、出国禁止令が出されたりしていますが、そのナジブ前首相が国有地を中央銀行に買い取らせたというスキャンダルの一環で、今回その中央銀行の総裁が辞任をしたようです。
マレーシア中銀と言うと、90年代前半には「Negara」と言って為替市場で巨額の投機を行っていてその動向が注目される存在でした。かつての為替市場では、中央銀行が投機筋として活躍?していて、「Negara」の他にも「MAS」(シンガポール通貨庁)、「SAMA」(サウジアラビア通貨庁)などの名前が出てくると、何を売っているのか?何を買っているのか、と噂をしたものです。
最も現在の中央銀行はそのような投機的な売買を行っていることはほとんどないと考えられます。
Source: 高野やすのりののりのりFX