ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)で、コインテレグラフは、ファイルコイン財団の議長であるマルタ・ベルチャー氏と、同財団の宇宙通信における分散型技術の活用に向けた取り組みについて話を聞いた。
1月16日、ファイルコイン財団は、宇宙通信のためのインタープラネタリーファイルシステム(IPFS)の実装を通じて、地球から宇宙空間へのファイル転送と、その逆の転送を成功させたと発表した。ベルチャー氏によると、このデモンストレーションは、航空宇宙開発大手のロッキード・マーティンとの3年近くにわたる共同研究の成果であり、プロジェクトは宇宙空間における分散型システムの有用性を証明したという。ベルチャー氏は次のように説明した。
「当初から、宇宙のような長距離ネットワークを可能にする技術として構想されていました。そのため、インタープラネタリーファイルシステムと呼ばれています。私たちはついにこの当初のビジョンを実現しました。」
ベルチャー氏は、分散型システムは宇宙通信においてより効率的であると主張した。地球上では中央集権型システムでも問題はないが、宇宙空間では遅延が発生するという。ベルチャー氏は「月にいると数秒の遅延があり、火星にいると数分の遅延があります」と述べた。
この遅延は、ファイルが必要なときに、毎回地球から宇宙空間まで行き来しなければならないためだという。ベルチャー氏は、中央集権型モデルは宇宙には適していないと主張した。一方、分散型システムでは、ファイルの場所に基づいてファイルを検索するのではなく、コンテンツ識別システムを使用して、最も近い衛星からファイルにアクセスできるようにする。
ベルチャー氏はさらに「近くに、たとえば周回する衛星や月面に人がいて、そのファイルが存在する場所がより近ければ、どこからでも引き出すことができます」と付け加えた。
効率性に加えて、ベルチャー氏はIPFSがデータの検証可能性を可能にすることも説明した。IPFSは、送信されたデータが改ざんされていないかどうかを暗号化によって検証する。ベルチャー氏によると、これは衛星画像の真正性を検証する際に役立つという。
「データにコンテンツIDが割り当てられ、改ざんされた場合、コンテンツIDが変更されるため、衛星画像を撮ったデータであることを暗号化によって検証できます。」
さらに、ベルチャー氏は、中央集権型アーキテクチャが放射線や宇宙ごみに直面した場合の問題点も指摘した。ベルチャー氏によると、宇宙空間でファイルを保存することは、放射線などの要因によってファイルが破損する可能性があるため、難しいという。分散型プロトコルでは、ファイルはどこからでも引き出されるため、この問題は問題にならないとベルチャー氏は考えている。「複数のコピーを作成できるため、1つのファイルが破損しても問題はないでしょう。」と話した。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/filecoin-foundation-space-decentralized-storage-system
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Source: 仮想通貨情報局