米ドルからの脱却、マレーシアと●●がアジア通貨基金構想に向け協議へ

投稿日：2023年4月17日

中国とマレーシアは、アジア通貨基金に関する議論を進めることを検討している。アジア地域における米ドル支配からの距離を置くことが、ますます重要な課題となっているためだ。

ブルームバーグの報道によると、4月4日、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、中国がアジア通貨基金の設立についての提案に前向きであると発言したという。アジアに焦点を当てたアジア通貨基金の概念は、先週中国の海南島でのフォーラムで提示されたという

イブラヒム氏によると、中国の習近平主席は、ドルと国際通貨基金（IMF）からの脱却を目指す提案についての議論を歓迎したという。

マレーシアは、ドルへの依存から離脱しようとするアジア諸国の一つである。同国中央銀行は、中国人民銀行と共に、それぞれの通貨での取引を行うように取り組んでいる。3月下旬には、中国とブラジルが相互通貨決済に踏み切ることで、ドルを排除することで合意した。

アジア通貨基金は、1990年代に最初に提案されたが、イブラヒム氏は今がその時であると考えていると述べた。

「今は中国や日本、他の国々の経済力が強いため、少なくともアジア通貨基金を検討する必要があると思う。次に、私たちがそれぞれの通貨を使用することを検討するべきだ」

また、3月下旬にはロシア下院副議長がBRICS連合のための新しいデジタル通貨を提案した。これは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興経済国が、ドルからの脱却を目指すものである。

2022年10月には、中国政府の研究者が、アジア通貨バスケットに基づくデジタル通貨を提案した。

Source: 仮想通貨情報局