ザ・サンドボックス(The Sandbox)は3月16日、イギリスのロンドンに本社を構える国際銀行および金融サービスプロバイダーであるHSBCとのパートナーシップの締結を発表した。今回の提携により、世界中の仮想コミュニティーがザ・サンドボックス・メタバースにおいてグローバル金融サービスプロバイダーやスポーツコミュニティと関わる機会を多数創出する。
スポーツ、eスポーツ、ゲーム愛好家の参加とつながりを深めるために開発する予定
ザ・サンドボックスは、香港を拠点とするブロックチェーン関連企業アニモカ・ブランズ(Animoca Brands)の子会社だ。今回の提携により、HSBCはザ・サンドボックスメタバース内のランドという仮想不動産の一区画を取得し、スポーツとeスポーツ、ゲーム愛好家の参加とつながりを深めるために開発される予定だ。
さらに今回の合意により、他のグローバル企業も、分散型およびゲーミフィケーションを通じたメタバースにおけるより強固な体験が消費者に求められる中、Web3におけるイノベーションを継続できる道が開かれた。
なおコンサルティング企業であるPwCのレポートによると、世界のメタバース市場は2019年の約5兆4,000億円から2030年には約1,780兆円という驚異的な規模に成長すると推定している。
Web3やメタバースをより広く採用するきっかけになると信じている
HSBCのスレーシュ・バラジ(Suresh Balaji)アジア太平洋地域CMO(最高マーケティング責任者)は、「メタバースは、仮想現実などの没入型技術を使って人々が次世代のインターネットであるWeb3を体験する方法だ」と語っている。また同氏は、「ザ・サンドボックスとのパートナーシップにより、私たちはメタバースに進出し、新規および既存のお客様のために革新的なブランド体験を創造することを可能にします。私たちは、スポーツパートナーやブランドアンバサダー、アニモカ・ブランズと協力して、教育的で包括的でアクセスしやすい体験を共同創造できることを楽しみにしている」とも述べた。
ザ・サンドボックスのセバスチャン・ボルゲ(Sebastien Borget)共同設立者は、「HSBCのような信頼できる大企業がザ・サンドボックスのオープンメタバースに参加し、エンターテイメント、ゲーム、ユーザー生成コンテンツを通じてユーザーとつながり、Web3の文化を取り入れることを嬉しく思う」と話している。また、「新しいエコシステムの中でブランド体験やエンゲージメントを推進する機関が、Web3やメタバースをより広く採用するきっかけになると信じている」ともコメントした。
参考資料:https://coinchoice.net/sandbok-announced-partnership-with-hsbc/
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Source: 仮想通貨情報局