ソラナブロックチェーンのノードオペレーターはブロックチェーンの「再起動」を調整しており、ダウンしているネットワークをオンラインに戻そうと試みている。
「バリデーターのコミュニティは、ネットワークの再起動を調整することを選択し」、ダウンしたブロックチェーンを修正する「新しいリリース」を準備しているとソラナ財団は14日午後、ツイッターに投稿した。
ソラナのDiscordサーバーには、米東部時間14日午後3時21分に再起動の指示書が配布された。
今回の障害は、ネットワークの「リソースの枯渇」によってブロックチェーンの検証が数時間にわたって停止した後、14日早朝に発生した。取引、ステーキング、レンディングなど、ソラナブロックチェーン上の数十億ドル規模のエコシステムが止まった。
この件に詳しい関係者がCoinDeskに語ったところによると、障害は「ソラナ上に構築されたあらゆるものに影響を与えているが、問題は基盤となるレイヤー1にある」という。
まだベータ版
障害は、8月下旬から暗号資産ソラナ(SOL)が上昇し、機関投資家の関心が高まっているなかで起きた。CoinDeskがメッサーリ(Messari)のレポートを確認したところによると、ソラナのメインネットが不安定になったのは、2週間で2度目。
大量のトランザクションが14日朝、ネットワークの限界を超えたとソラナのステータスアカウントは米東部時間午後3時過ぎにツイート。複数のノードがオフラインとなる事態となった。ソラナによると、エンジニアは問題の解決を試みたが失敗したという。
ブロックチェーンネットワークがサービスダウンを経験することは過去にもあった。ソラナのメインネットはまだベータ版であり、12月にもダウンしたと別の関係者は語った。先週の障害もリソースの枯渇が関連していた。
「ソラナのメインネットがまだベータ版であることを人々が理解することは良いことだ」と、ソラナの人気DeFiプロトコル(障害で停止中)の関係者は述べた。「ソラナのコアコントリビューターとバリデーターがこの問題を迅速に解決してくれると信じている」。
ノードへのパッチ(修正用プログラム)適用を急いでいると複数の関係者はCoinDeskに語った。準備が整い、66%のバリデーターで実行されるとソラナはオンラインに戻るだろう。
それまでは、110億ドル(1兆2000億円)以上の預かり資産(TVL)を持つエコシステムは様子見状態となる。活動はブロック#96538485で凍結されたままだ。
今回の障害がソラナにどのような影響をもたらすかはわからない。開発者コミュニティの関係者は、複数のプロジェクトには一刻を争う作業が残っていると指摘した。ネットワークのダウン時間が長引くほど、こうした作業は困難になる可能性がある。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/122708/
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Source: 仮想通貨情報局