BTCとアルトコインはさらに下落へ　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ライトコイン・ビットコインキャッシュ

BTC/USDT

ビットコインは、5月16日にヘッドアンドショルダーパターンのネックラインを下にブレイクしたが、弱気派は下値で価格を維持できなかった。価格は反発し、ネックラインの上でクローズした。

しかし、今日は売りが再開され、弱気派は価格をネックラインの下に引き下げた。BTC/USDTペアがネックラインの下で閉じた場合、ヘッドアンドショルダーパターンが完成する。

強気派がすぐに価格をネックラインの上に押し戻さなければ、売りがさらに強まる可能性が高い。その場合、パターンのターゲットである31,653.73ドルに向けて下落が始まる可能性がある。

20日指数移動平均線（52,265ドル）が下降し、相対力指数（RSI）が売られすぎの領域にあることから、弱気派が優勢であることがわかる。

価格を戻した場合は、20日EMAの厳しい抵抗を受ける可能性が高い。この否定的な見方は、強気派が60,000ドルのレジスタンスを超えれば無効となる。

イーサ（ETH）は、ここ数日の急激な上昇トレンドを調整している。価格は今日、20日EMA（3,431ドル）を下回ったが、強気派は3,195.98ドルのフィボナッチリトレースメント38.2％レベル付近で下落を止めようとしている。

価格が現在のレベルから反発して3,600ドルを超えれば、強気派は価格を4,200ドルまで押し上げようとするだろう。しかし、20日EMAは横ばいで、RSIは中間点付近まで低下していることから、強気派の勢いが弱まっている可能性を示唆している。

強気派が3,195.98ドルのサポートを守れない場合、下落は次のサポートである50日単純移動平均線（2,709ドル）に向かうだろう。このような深い下落は、上昇トレンドの開始を遅らせる。

強気派は今日、シンメトリカル・トライアングルのサポートラインへの押し目を購入し、低いレベルでの買いを示した。強気派は今後、XRPをトライアングルのレジスタンスラインの上に押し上げようとするだろう。

もし成功すれば、XRP/USDTペアは勢いを取り戻し、52週高値である1.96ドルまで上昇する可能性がある。このレベルは厳しいレジスタンスとして機能するだろうが、もし強気派が突破すれば、価格は2.68ドルまで上昇する可能性がある。

横ばいの20日EMA（1.43ドル）と53を超えるRSIは、強気派と弱気派の力が拮抗していることを示している。トライアングルのレジスタンスラインから下降に転じた場合、価格はトライアングル内での滞在をさらに数日間延長する可能性がある。

トライアングルを下抜けすると、トレンドは弱気派に有利になる。その場合、0.88ドルまで下落するかもしれない。

ビットコインキャッシュ（BCH）は、5月15日に20日EMA（1,178ドル）を割り込んでクローズした。強気派は、5月16日に20日EMAを超えて価格を押し戻そうとしたが、高値を維持できなかった。これにより、今日はさらに売られ、価格は心理的水準である1,000ドルまで下落した。

現在、強気派は1,000ドルのサポートを守ろうとしている。しかし、現在のレベルからのリリーフラリーは、20日EMA（1,170ドル）、そして1,362.74ドルの厳しいレジスタンスに直面する可能性が高い。

このレベルから下降に転じた場合、BCH/USDTペアは数日間、レンジ相場となる可能性がある。

この中立的な見方は、下降を続け、50日SMA（922ドル）を下抜けた場合には無効となる。このような動きは、700ドルへのさらなる下落につながる。トレンドは、1,362.74ドルを突破してクローズすると、強気に転じるだろう。

LTC/USDTでは、上昇ウェッジパターンのブレイクアウトに失敗したことで、短期トレーダーの積極的な利益確定を誘った可能性がある。これにより、ライトコイン（LTC）は5月12日に20日EMA（308ドル）まで引っ張られた。

5月13日、14日には強気派が回復を試みたものの、339.10ドルでリバウンドは頓挫した。5月15日には売りが再開され、LTC/USDTペアは20日EMAを下回った。

今日、強気派は50日SMA(270ドル)を守ろうとしている。しかし、20日EMAは傾斜し始め、RSIは45を下回っていることから、弱気派が戻ってこようとしていることを示唆している。

50日SMAを割り込むと、売りが強まり、ウェッジのサポートラインまで下落する可能性が高まる。このネガティブな見方は、強気派が340ドル以上に押し上げれば否定されるだろう。

Source: 仮想通貨情報局