先週の日本マーケットの場味の悪さを忘れてしまうほど、今週の市場は強かった。
月+427円、火+271円、水+284円、木-304円、金+437円
+1115円上昇し、先週下落分を全て埋め戻しています。
1月末時点では、欧米投資家のポジション調整の売りに個人投資家の狼狽売りが追随する構図でしたが、売り残の多い銘柄は底堅く、売り方に利益を与えないままに踏み上がった印象です。
市場はアフターコロナを織り込みにいっており、売られ続けた銘柄に資金循環が起こりました。さらに好業績決算が相次ぎ、金融相場+業績相場という地合いが生まれ、売り方は慌てて買い戻さざるを得なかったはずです。それが売買代金の伴った全体の底上げ相場に繋がっています。
日経平均とTOPIXのチャートを比較しただけでも、物色対象の変化が見てとれます。
グロースの一部に利食いが入り、その資金が割安株(バリュー)に流れる好循環。
特にTOPIXは、今年に入っての新値をとってきており売るに売れないチャートの良さが際立ちます。
なにが起こっているのでしょう。ナスダック銘柄はショートスクイズが始まっていると言われています。日本のバリュー銘柄の一部にも強引な踏み上げの兆候があり、握力勝負、ベテラン投資家は兜の緒を締め直しているのではないかと思います。
今の相場を如実に表している銘柄は旅行のJAL、カラオケのコシダカ、フィットネスのカーブスなどいくらでもあります。その中でも、クリエイト・レストランツ(クリレス)の売り残への踏み上げは目を見張るものがあります。
2月の高値で優待権利取りの買いはほぼ入りませんし、劣後調達で財務体質が良くなったという理由だけでなせる業ではありません。
業績低迷で自己資本比率が低かった同社は、コロナで潰れると見立て、格好の空売り標的にされていたのです。
このように、業績悪化で空売り残がたまりにたまった外食系、カラオケ・遊技場などのレジャー、旅行、百貨店なども同様に踏まれています。
このままアフターコロナ転換期を迎えるのでしょうか。質の良い循環物色が少しでも長く続くことを願います。
久々に、「株道さん、質問ですよ!」のコーナー。
今回はやれやれ売りについてです。
Q.「一年以上塩漬け状態にあった銘柄が買い値まで戻ってきたので、現金確保のため1月に手放しました。利益は出ませんでしたが精神的にももう二度と塩漬けは嫌だったのでスッキリしました。しかしその後も上昇し私の決断は正しかったのか悔やまれます」
A.結論から言いますと、一年以上停滞した後の買い値に戻ってきた上昇エネルギーを軽視してはいけない。とても強いトレンド転換の入り口となる可能性が高い、ということになります。
おそらく買い値水準の価格帯では、貴方だけではなく多くの投資家が掴まっていて太い売りが発生します。そして、その抵抗帯を抜けた際には、さらに強いトレンド転換が発生し、需給底が確認されます。
抵抗帯の下限で、やれやれ売りを小さな損切りという形で行うことは否定しません。また、買い付け余力確保のためであるなら致し方ありません。ただし、同値撤退や買い値を抜けてからのやれやれ売りは後々悔やまれる需給状態である可能性が高いことを知っておくべきです。複数単元であるなら、指南書で詳しく説明している分割売り上がりを活用しましょう。
最後に、こちらのTOPIXの月足を見ながら私は相場を俯瞰しています。現在の私のポジションと買い付け余力の比率は7:3です。来週強く始まれば、もう少し買い付け余力を増やすつもりです。参考まで。
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「購入者さまの声」
Subject: RE: 「株道」フォローメール
秘儀三十八手読ませて頂きました。
●●●●
Subject: 東京都の●● です
こんばんは。昨日、相場帳第2弾届いております。どうも有難うございました。
あれだけの量を書きまとめるのには、大変な労力と時間を費やしたことと思います。
早速読ませていただきまして、本当に購入して良かっなあと、満足感でいっぱいです。
私の知りたかった事や、誰も教えてくれない事がたくさん書いてありました。
本屋さんで探しても、おそらくこのような内容の本は見つからないでしょう。
貴重な投資体験談や、ノウハウを教えていただき、心から感謝いたします。
ただ、初心者の私には難しい部分もあり、マスターする迄には何年もかかりそうです。まずは、株用語から勉強しないと先に進めませんね。
最後のページにあった、著者不明の文章、何度も読み返しました。
株取引云々より、自分の生き方を見つめ直す良い機会になったような気がします。
これからは、この相場帳を私の参考書にして頑張ります!
本当に本当に有難うございました。ペコリm(._.)m
Subject: Re: ありがとうございました。
株道 さま
相場帳・実践編の資料送付、ありがとうございました。
数回にわたり拝読し、「真」に迫った実戦的な中身に加え、
ご自身の体験からの想い・気持ちの入った文章にもリスペクト
を抱きました。心から、感謝申し上げます。
特に、暴落相場で投資する具体的な方法は、これまでさまざまな
投資本・ブログなどを読む中で、初めて眼にしたものでした。
東日本大震災やリーマンショックの大暴落以後、株価が上がった
ことは知っていましたが。。実践的手法には初めて触れました。
これまで4度にわたり、(少ないものの)全財産を失った賭博的な
取引を止め、「ヘッジファンドが動くまで待ち、追い掛ける」投資
にチャレンジしてみます。
早速、8月・9月の暴落時には想い切って買い向かい、少ない
ものの利確できました。また、ブログで読ませていただきました
電算システムもタイミング良く投資でき、たいへん感謝しています。
以下、省略・・
株の怖さを知らなければ、自分の欲の代償に大損失を知ることになります。1000回のトレードと500回の過ちを繰り返さなければ、相場で生き残る相場観は養えません。しかし、近道はあります。他人の歴史に学ぶことです。指南書は、個人投資家がプロを相手に相場を生きて勝ち抜くための手引書です。「指南書」読んだ後に見える、圧倒的な相場観の違いに驚いて下さい。Source: 株道 - 人に教えたくない私の相場帳 -