昨年10月~12月期の暗号資産(仮想通貨)取引の活発化は、CoinDesk 20に1つの変化をもたらした。
主要暗号資産をリストしたCoinDesk 20から、トロン(TRX)が脱落し、メーカー(Maker)のステーブルコイン・ダイ(DAI)が復活した。
2020年第4四半期、ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新するなか、暗号資産の取引高はほぼ3倍となった。Nomicsによると、CoinDesk 20が利用している8つの信頼できる取引所の取引高は、第3四半期の900億8000万ドルから、第4四半期には2399億8000万ドルに増加した。
取引高の増加は、CoinDesk 20の暗号資産の中でもさまざまであり、この四半期に減少した暗号資産もある。だが、入れ替えはトロンのみだった。
新しいCoinDesk 20は以下のとおりだ。
CoinDesk 20は、Nomicsがまとめた8つの取引所のデータを使っており、取引所は2019年と2020年に発表された取引高の検証に関する3つの研究をもとに選定・検証されている。ビットフィネックス(Bitfinex)、ビットフライヤー(bitFlyer)、ビットスタンプ(Bitstamp)、コインベース(Coinbase)、ジェミニ(Gemini)、イットビット(itBit)、クラーケン(Kraken)、ポロニエックス(Poloniex)だ。
米CoinDeskは先週、金融機関に暗号資産インデックスを提供するトレードブロック(TradeBlock)の買収を発表した。この買収は、CoinDesk 20の選定方法に変更をもたらす可能性がある。
下図は、CoinDesk 20の各暗号資産(トロンとダイの双方を含んでいるため、21ある)の対前四半期の取引高を示している。ちなみに、ダイは、1四半期ぶりの復活となった。
下図は、新しいCoinDesk 20の2020年第3四半期のリターン(ただし、ステーブルコインのダイ、テザー、USDコインを除き、トロンを追加している)。
なお「CoinDesk 20」の選定方法は定期的に見直しを行う。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/95023/
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Source: 仮想通貨情報局