各指標の騰落率一覧
1/8(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。
月初来騰落率
年初来騰落率
(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)
(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照)
1/1〜1/8のBTCチャート
bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)
今週(8日正午時点)のビットコイン(BTC)対円相場は堅調。7日NY時間には初めて400万円台に乗せ、対ドルでは4万ドルにタッチする場面もあった。先月15日に相場が200万円を突破してから約3週間で価格は倍となっており、時価総額は中国のテンセントとアリババを追い抜き、世界の株、レアメタル、暗号資産(仮想通貨)、ETFのランキングでTOP10に入り込んだ。
年初の営業日となった4日にはロングの投げを伴う急落劇を繰り広げ、一時は300万円を割り込んだが、すかさず安値拾いの買いが入り反発。
その後も週前半にかけてのドル安の進行とアルトコイン高で350万円を奪回すると、7日朝方には、米ジョージア州で5日に行われた上院2議席の選挙で民主党候補が勝利を収めたことで、バイデン政権下で民主党が政権と上下両院の支配権を掌握する「ブルーウェーブ」が実現することとなった。これにより、バイデン氏が掲げる大規模財政出動の実現期待が上昇し、インフレヘッジとしてBTCの需要を押し上げた。
BTC相場は、RSIが70を超えテクニカル的に過熱感が出ている状態が続いており、「もう限界か」と連想してもおかしくないチャートとなっているが、急落しては即座に値を戻す驚異の粘り腰を発揮している。また、相場の天井と大底で高水準になる10日物と30日物のヒストリカルボラティリティ(HV)は、意外にもそれぞれ70%台となっており、依然として相場上昇余地が残されている可能性が示唆されている(第2図)。
市場が強気になりロングポジションが蓄積されることで巻き戻しの力も強く、瞬発的な相場の急落が起きやすくなっているが、現状ではむしろこれが安値で拾うチャンスと意識されていると指摘され、相場の底堅さはまだ続きそうだ。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=212030
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Source: 仮想通貨情報局