ビットコイン(BTC)価格は2021年に5万ドルに向かって上昇していく。こう語るのは『金持ち父さん 貧乏父さん』で知られるロバート・キヨサキ氏だ。
キヨサキ氏は、2021年に「機関投資家のマネー」がビットコインにやってくることで、BTC価格をさらに押し上げることになると予想している。
金とは異なる動きをしているビットコイン
キヨサキ氏は不動産投資や貴金属への投資家として知られており、これまでにも銀などの価値の保存手段となる資産に関心を示していた。
キヨサキ氏は、ビットコインへの機関投資家のマネーの流入に基づき、BTCの次の目標は5万ドルであり、現在2万ドル以下で取引されているBTCは魅力的であると述べている。
「ビットコインを購入しておいてよかった。次は5万ドルだ。2021年には機関投資家マネーが来るだろう」
ビットコインが5万ドルになれば、その時価総額は9280億ドルに達する。そうなれば、金(ゴールド)の時価総額の10.3%にあてる(現在は2.9%だ)。
ビットコインは、株式市場との相関が低いため、今後数か月で上昇するのには有利な立場にあるかもしれない。
金のような伝統的な安全資産は、米国株が上昇するとたびたび後退することがある。BTCの場合、米港株との相関は比較的低いことが示されている。したがって、ビットコインは米株が上昇した場合でも、急激な上昇を示す傾向がある。
たとえば、過去24時間でビットコイン価格は約4.5%上昇した。BTCは金と連動して反発したが、アジア市場は低迷し、米国株はわずかに下落した。
米国株とビットコインの間に金と米株のような相関関係がないのは、おそらく2つの要因によるものだとみられる。まず、リスクオン資産が増加すると、投資家の意欲の全体的な上昇からBTCも恩恵を受けることだ。
第2に、前例の中央銀行による流動性注入により、ここ数か月で株式が上昇していたが、その一方で投資家がインフレヘッジのために動くことになれば、ビットコインにも利益をもたらすことになる。
CMEとグレースケールでの取引増加
CMEのビットコイン先物市場の建玉は、10億7000万ドルで推移しており、OKExやバイナンスに次ぐ規模になっている。
このデータは、ビットコインに対する機関投資家の需要が高く、機関投資家に焦点を当てたプラットフォームが取引高でも好調なことを示している。
また、グレースケールでも、12月15日にその運用資産が130億ドルを突破し、機関投資家のマネーがビットコインに流入していることを示唆している。
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Source: 仮想通貨情報局