過去数日間、ビットコイン(BTC)への売り圧力が強まっていた。ビットコインのマイナーは、3年以上にわたって蓄積してきた持分を売却してきた。これに加えて、取引所へのクジラ関連のBTCの流入が大幅に増加している。2つのデータの組み合わせは、マイナーとクジラの両者による売却があることを示している。
ビットコインは、クジラ、マイナー、そしておそらく機関投資家による積極的の売りがあった後、1万8000ドル近辺で取引されている。アナリストは一般的に、1万9000ドル近辺は投資家が利益を確定させるのに論理的な価格帯であり、そのため調整は健全なものであったと考えている。12月の後半にかけて、ビットコインは徐々に上昇していくだろうと、アナリストたちは予想している。
米ドルの回復は、ビットコインの短期的な調整に関係した可能性のあるもう1つの潜在的な触媒だった。数か月後の引き戻しの後、米ドル指数(DXY)は反発の動きを見せた。ドルの回復は、製薬大手ファイザーによるコロナワクチン流通のニュースと、2021年の広範囲な経済回復の見通しによって推進されたとみられる。米ドルの価値が上昇すれば、ビットコインや金(ゴールド)などの代替的な価値の保存手段は下落する傾向がある。
ドル高、クジラ関連のBTCの取引所への流入、マイナーからの売り圧力の合流がビットコインの価格下落を引き起こした可能性がある。しかし、ビットコインの安定した上昇トレンドは依然として健在だと考える人々もいる。
「12月の見通しは明るいまま」
仮想通貨取引所BeQuantのリサーチ責任者であるデニス・ビノコウロフ氏は、ビットコインへの売り圧力は2つの発生源があると、コインテレグラフに述べている。まず、ラップドビットコイン(WBTC)が今週を通じてバーンされていた。これは、分散型金融(DeFi)エコシステムで使用されるBTCが売却されたことを意味する。第2に、オプション市場でのヘッジフローは、より短期的な売り圧力を加えていたという。
予期しない外的要因がビットコインかかくを押し下げた可能性を考えると、下落は短期的なものに限定されると、ビノコウロフ氏はみている。同氏はまた、ブレグジットと米国の経済刺激策に関する不確実性によって、リスク選考資資産とオルタナティブな価値の保存手段への需要が回復するかもしれず、最終的にビットコインにプラスの影響があると考えている。
「英国のEU離脱と米国の景気刺激策に対する不確実性は、最初は混乱を招く可能性があるが、最終的にはプラスとなるだろう。そのため、マイナス面は限定的であり、安定性が再開すると期待される」
eToroのマネージングディレクターであるガイ・ヒルシュ氏は、ビットコインが過去数日間にわたってあらゆる側面から売りに出されていると、コインテレグラフに語った。しかし、過去の強気サイクルに基づくと、12月のビットコインは好調であったことから、ヒルシュ氏は買い手側がこの落ち込みでBTCを蓄積させると考えている。
たとえば、2017年、ビットコインは年末にかけて高いボラティリティと乱気流を経験した。しかし、12月下旬に、ビットコインは爆発的な上昇を見せ、2万ドル付近の最高値を記録した。ヒルシュ氏によると、ビットコインに対する売り圧力が今後数週間で低下していけば、BTCは最高値で2020年を締めくくろうとする可能性がある。
「ビットコインはあらゆる面から売り圧力を受けているが、長期的な見通しは依然として非常に強気だ。年末に向けてもう少し下落する可能性があるが、多く野投資家はこの下落を買いの機会と見なしており、ビットコインが2017年12月に1万9000ドルを越えたときほど劇的な調整にはならないだろう」
機関投資家の動きにも注目
ここ数か月、機関投資家は大量のビットコインを蓄積させている。ごく最近、大手生命保険会社であるMassMutualが1億ドル相当のビットコインを購入した。機関投資家からのこのような購入は、ビットコインに対する需要があることを示している。しかし、それよりも重要なのは、こういった前例を作ることで、ほかの機関投資家がそれに続くことを促すことだ。
ポートフォリオの一部をビットコインに割り当てるという機関投資家によるトレンドが続けば、現在のようなビットコインの調整局面で金融機関がビットコインを買う可能性が高いとヒルシュ氏は述べる。彼によると、企業は「この一時的な停滞を利用して、資産を蓄積している」とのことだ。
短期的にビットコインのシナリオは?
一部のテクニカルアナリストは、ビットコイン価格は1万7800ドルから1万8500ドルのレンジ内で値動きしていると指摘している。1万8500ドルを越えるブレイクアウトは、強気の動きを意味し、BTCのさらなる上昇につながる可能性がある。ただし、1万7800ドルを下回ってしまえば、短期的に弱気トレンドが到来してしまうことになるだろう。
短期的には、ビットコインには5つの重要なテクニカル上の価格ポイントがある。1万7000ドル、1万7800ドル、1万8500ドル、1万9400ドル、2万ドルだ。BTCが1万6000ドルへの下落を回避するには、1万7800ドル以上を維持することが重要となる。BTCが2021年1月に史上最高値更新を目指すとなれば、1万9400ドルのレジスタンスを超えて保ち合いの展開になることが重要だ。
またビットコインは、米国の株式市場が調整局面に入り始めたため、短期的なリスクに直面している。ダウ平均株価は、中央銀行による流動性注入により、10月下旬から継続的に上昇していた。投資家によるリスクオンへの意欲が低下した場合、米国の株式市場が苦戦してのに伴い、ビットコインも停滞する可能性がある。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/where-next-for-bitcoin-price-btc-continues-to-stagnate-below-18k
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Source: 仮想通貨情報局