米金融大手シティバンク(Citibank)の幹部が、1970年代のゴールド市場と現在のビットコインの類似点をレポートにまとめた。
ビットコインはそのボラティリティの高さが特徴的で、「まさに長期的トレンドを支える種類のものだ」とシティバンクのマネージング・ディレクター、トーマス・フィッツパトリック(Thomas Fitzpatrick)氏は機関投資家向けレポートに記した。
レポートは11月14日、TwitterユーザーのClassicMacro氏によって暗号資産コミュニティーに伝えられた。フィッツパトリック氏は「大きな変動の大ファン」であると述べられている。
フィッツパトリック氏はレポートで、ビットコインの週足チャートを示しつつ、過去の高値と安値のテクニカル分析(TA)から、ビットコイン価格は論理的には2021年12月までに31万8000ドル(約3300万円)になる可能性があるとしている。
これに対してClassicMacro氏は、「この種のテクニカル分析はほとんど意味がない」とした上で、「テクニカル分析で今後の価格を予想することに何の優位性もない。我々がわかることは、価格は上昇を続ける可能性が高いということだけだ」とツイートした。
ゴールドは70年代に大きく上昇
フィッツパトリック氏は、ビットコインの2010〜2011年の「指数関数的な動き」を1970年のゴールド市場を「強く連想させる」としている。ゴールドは1971年のニクソン政権による金とドルの交換停止、いわゆる「ニクソン・ショック」によって上昇するまでの50年間、20~35ドルの狭い価格帯で推移していた。
ゴールドの法定通貨からのデカップリング(切り離し)、新型コロナウイルス感染拡大、中央銀行による積極的な量的緩和政策の可能性が、ビットコインの将来の爆発的な価格上昇につながる可能性があるとフィッツパトリック氏は述べている。
「読者はこのレポートを読んでさぞかし喜んでいるだろう。重要なことは、シティの顧客がビットコインの大きな可能性に目にしていることだ」とClassicMacroは述べた。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/88240/
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Source: 仮想通貨情報局