今週の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、一時昨年の最高値付近である1万3856ドル付近をつけたものの、2.3%のプラスで終えた。一方、イーサリアム(ETH)は6.2%のマイナスだった。仮想通貨取引所バイナンスの「規制機関だまし」報道があったことを受けて、今後のアルトコイン市場に危機的な状況が訪れるかもしれない。
(出典:Coin360)
10月29日付のフォーブスの記事によると、同誌はバイナンスの米国での経営計画に関するプレゼン資料のリークを入手。バイナンスUSを立ち上げる前の2018年に「太極実体(Tai Chi entity)」として米国拠点を設立し、バイナンス本体への規制を避けさせる避雷針と位置付けていたと明かした。
バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、フォーブス報道に反論。規制当局を煙に巻くような意図は全くないと否定した。
実際、バイナンスの規制問題はあくまで報道ベースにとどまっている。ただ、最近では100倍レバレッジが有名なビットメックスが訴追を受けたばかりであり、次はバイナンスが規制当局のターゲットになるのではないかという不安の声も聞こえる。
ブロックチェーンの不正取引を追跡するチェイナリシスは、最新のニュースレターの中で、バイナンスに関する報道に対してマーケットはほとんど反応していないが、「もし規制機関が行動を起こせば、バイナンスが何らかの形で運営を遮断することになり、マーケットに大きな影響を与えるだろう」と分析した。
とりわけ、チェイナリシスは、バイナンスが大きな受け皿となっているアルトコイン取引への影響が大きいだろうと予想。アルトコイントレードの主戦場が、バイナンスからDeFi(分散型金融)にシフトする可能性があると予測した。
ビットコインに売り圧力の気配?
一方、昨年の最高値付近から反落したビットコインだが、売り圧力の気配が出ている。
チェイナリシスによると、先週、27万4000BTCが25%以上の米ドル建ての利益で取引所に送金されたが、これは過去6週間の総金額合計よりも多かったという。
(出典:Chainalysis「25%以上の米ドル建ての利益で送金されたBTCとBTC価格」)
取引所に送金する目的は、一般的には現金化と考えられる。このため需要よりも多くのビットコインが売却目的で送金されると売り圧力になる。
実際、ビットコインが1万1000ドル付近で推移していた7月末と8月頭にも25%以上の米ドル建ての利益で送金されたBTCに増加がみられる。チェイナリシスによると、総金額120万BTCを超えたころでビットコイン価格が1万1000ドルを下回った。このため、現在のマーケットは今のところ現金化の圧力を吸収できていると考えることもできる。
ただ、獲得以降で米ドルで5%以上の利益をあげたビットコインの数は全体の92.8%というデータもある。売れは利益が出るというビットコイン保有者はたくさんいるというわけだ。インフレヘッジとしてのビットコイン長期保有する人が実際のところどのくらい多いのかが問われることになりそうだ。
チェイナリシスは、ビットコインを担保にしたDeFiなどの金融プロダクトにビットコインがどのくらい流れるかにも注目とみている。
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Source: 仮想通貨情報局