中国の仮想通貨マイニング大手、ビットメインが11月30日に複数の価格指数をリリースした。機関投資家と個人投資家向けに、時価総額で上位の仮想通貨と連動する指数を提供する。
ビットメイン仮想通貨指数(Bitmain Crypto Index・BCI)は、毎秒更新されるリアルタイムの現物価格や、日別の参考価格で構成される。現物指数は、時価総額で上位17位の仮想通貨と連動する。
ビットメインは方法論概要で、同プロダクトが「機関投資家と個人投資家に、世界で最も活発に取引される仮想通貨の指標を提供する目的で開発された。透明性がありタイムリーで、方法論ベースの、投資に適した指標である」とし、こう説明している:
「指数はビットメインテック(Bitmaintech Pte. Ltd.)の単独の所有物であり、その管理はビットメイン指数運用委員会(Bitmain Index Operating Committee・BIOC)が実施する。同委員会は定期的なレビューを行い、社外の利害関係者とやり取りでフィードバックを受け取ることで、指数運用の方法論を、可能な限り最新で実情を反映したものにする」
ビットメインは創業以来、重要な時期に差し掛かっているが、BCIは同社が事業展開を図る上での新たな試みである。
同社は最大のビットコインマイニング事業者であるが、ここ数週間、会社とその共同設立者であるジハン・ウーへの批判が高まっている。物議を醸しているビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークへの加担が原因の一つだ。
また、ビットメインは香港で新規株式公開(IPO)を実施する予定であると報じられているが、それが実際に可能であるかどうかは疑わしいところだ。
ハードフォークに関連して、BCIは10日間の猶予期間を設けて、新しくフォークした仮想通貨を取り扱う予定だ。方法論概要はこう続く:
「指数の計算と普及を目的として、ハードフォークで生まれた新しいトークンは、『有意義』な資産であるかを判断するため、フォークの10日後に一連の基準を基に評価される」
他の必要条件としては、コインが「2か所以上の指数構成銘柄取引所(constituent exchange)で取引され」、「全ての指数構成銘柄取引所において、米ドルまたは他の法定通貨建てで、新しいトークンが1日に200回以上取引されていること」などが挙げられている。
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Source: 仮想通貨情報局