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クリスティーズが初めてNFTのアートを競売へ ビットコインと分散型がテーマ

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英国の美術品オークションハウスのクリスティーズが次回のオークションでNFT(ノンファンジブルトークン)を初めて競売にかける予定であることが分かった。

競売にかけられる作品名は「Portraits of a Mind(ポートレーツ・オブ・マインド)」芸術史家でブロックチェーンアーティストに転換したロバート・アリス氏が、長さ50メートル以上をかけて40の作品を作った。20世紀の概念主義とビットコイン 創設に関する神話をテーマに取り上げた作品であり、40の作品はそれぞれ円形になっている。

そして、40の作品を全て合わせると、ビットコイン立ち上げ時と同じ1230万桁のコードが書かれている。

(出典:Robert Alice/Ben Gentilli「Portraits of a Mind ブロック2」)

これらのコードを40の円形に分散させることで「1人の個人全てのコードを持たず、40人がグローバルネットワークで持つ状態」を生み出した。アリス氏は、コインテレグラフに対して、なぜビットコインの記念日がホワイトペーパー公開の日なのか理解できないと主張。より重要なのはコードであり、それこそが「本当の意味で歴史的な文書」と述べた。

Portraits of a Mindは、「分散型の象徴」であり、ある意味ビットコイン創設者サトシ・ナカモトのポートレイトになるというわけだ。

(出典:Robert Alice/Ben Gentilli「Portraits of a Mind」)

今回クリスティーズが競売にかけるのは、40の円形のうちの1つである「ブロック21」だ。競売日は10月21日にニューヨークで行われる予定だ。

現在、バイナンスのチャオ・ジャンポンCEO(通称CZ)などが他のブロックを保有しているという。

NFTとアーティスト

ブロック21は、NFTとして売却される。価格は1万2000〜1万8000ドル(約124万円〜約187万円)と推定される。アリス氏は、クリスティーズでNFTを販売することで、他の現代アーティストにもNFTの価値に気づいて欲しいと述べた。

非代替性トークンとも呼ばれるNFTは、1つ1つのトークンが固有の価値を持つ。ブロックチェーンによって個人のプレイヤーのトークン所有権が保証され、発行枚数の制限によって希少性が担保される。NFTは、プレイヤーにとってアセット(資産)になるのだ。

アリス氏は、NFTがアーティストに対して「より大きなコントロール権と利益を長期に渡って」与えるとみている。

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/christies-to-sell-its-first-non-fungible-token-as-part-of-epic-bitcoin-artwork 

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Source: 仮想通貨情報局

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