シンガポールに拠点を置く大手仮想通貨(暗号資産)取引所Zebpayはクリケットのインドプレミアリーグの試合中にビットコイン(BTC)に関する広告を掲載した。
ツイッターユーザーのMohit Rai Sharma氏が報告したように、Zebpayの広告は9月19日から開催されたクリケットの試合中にインドのストリーミングプラットフォームであるDisney+ Hotstarで掲載された。Disney+ Hotstarはウォルトディズニー・インディア子会社が運営するサブスクリプション型のストリーミングサービスを提供している。
広告には「シンプルで安全なビットコインについて学ぼう」と書かれており、仮想通貨取引所の使用を開始するには、わずか1ドルしか必要がないことをアピールした。
Sharma氏はこの広告は「インドの仮想通貨にとって歴史的な瞬間だ」と述べた。ディズニーがインドのストリーミングサービスを提供するHotstarと提携したのは2020年4月。Hotstarの月間アクティブユーザーは約3億人を超えるとされている巨大プラットフォームだ。
Zebpayは、2020年3月に一時閉鎖していたインド市場へ復帰。2020年3月はインドの最高裁判所がインドの中央銀行であるインド準備銀行の仮想通貨禁止令を違憲とする判断を下した月だ。
ただ、9月15日のブルームバーグの報道によると、インド政府は現在、再び仮想通貨を禁止するための法案を検討しているという。
Press Trust of Indiaの9月22日の報道によると、当初10月1日までの会期を予定していたインド議会は、8日早い9月23日に閉会する可能性が高いという。これは複数の議員が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことが原因だ。インドは最近、ブラジルを抜いて、新型コロナウイルスの症例数が2番目に多い国になった。
ブロックチェーンアドバイザリー企業のPolicy 4.0でCEOを務めるタンビ・ラトナ氏は、政府が会期中に検討する法案のリストには、仮想通貨禁止法はないと述べている。
Zebpayはインドでの規制の不透明性に直面しながらも、拡大を続けている。5月には、Zebpayがプラットフォームで実行された取引を監視するために、ブロックチェーン分析のチェイナリシスに監視を委託したことを発表した。
チェイナリシスは、プラットフォーム全体で不正の疑いがある取引やリスクの高い取引を通知するリアルタイムアラートを提供する。
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Source: 仮想通貨情報局