ビットコイン価格、「強気相場の初期段階にある」＝仮想通貨アナリストらは上昇に自信

仮想通貨（暗号資産）のビットコイン（BTC）の値動きについて、かつて過去最高値である2万ドルを付けた際と類似した動きになっているとの指摘が出ている。

仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏が、今週のビットコインの価格上昇について光を当て、この見方を主張している。

ビットコイン「強気相場の初期段階にある」

ウー氏は一連のツイートの中で、ビットコイン開発者のジミー・ソン氏の議論について触れ、「強気相場は2019年4月に始まった」と主張している。

「最近始まったのは、初期の強気フェーズだ。2016年Q4が再び始まった。しかしそのダイナミクスやテーマは異なる形だ」と、ウー氏はツイートしている。

BTCは直近で1万2000ドルを上回り、その後反落したものの、1万1500ドルのサポートを維持することに成功している。このチャートの値動きを見て、多くのアナリストが楽観的な見通しを示している。

1万2000ドルを上回ることはできなかったが、ビットコインは強気を維持しており、センチメントや技術ファンダメンタルズに基づく証拠がそれを示唆している。

ウー氏によれば、市場の構成は、今年と2016年の間では成熟度に大きな違いがあるという。成熟度は、歴席手に価格の推移とボラティリティの両方を決定付けてきた。

「テーマの1つは、大規模な機関投資家向けのBTCの合法化、そして一般の人がスクエアやペイパルなどを通じて仮想通貨を簡単に購入できるアクセス性、そして私が取り組んでいる仮想通貨とバンキングを統合させるLVLもそのテーマの1つであることは言うまでもない」と、ウー氏は述べている。

ウー氏はさらに、ソブリン・ウェルス・ファンド（政府系ファンド）が現在の強気サイクルの中でビットコインを採用する可能性についても言及している。

「このBTCサイクルは、従来の投資家にとって合法的なマクロアセット・バケットとしての地位を確立していると思う。その後のサイクルでは、金を追い越してデジタル時代の重要なデジタルSoV（価値の保存手段）になるだろう」

Bitcoin logarithmic growth curves chart

出典: LookIntoBitcoin ビットコイン対数成長曲線グラフ

マクロ投資家であるダン・タピエロ氏も現在のビットコイン価格について強気な見方を示している。タピエロ氏は、ビットコインがこの強気サイクルの中で現在の価格の5倍から10倍に劇的に上昇すると予測している。

タピエロ氏は過去5年間の価格チャートをアップし、「ビットコインプロジェクトの脅威的な長期ログチャートは、今回の上昇で5～10倍に上昇する」と指摘している。

「今すぐブレイクアップするだけだ。過去2.5年の保ち合い状態という素晴らしい基盤があるため、数年は続くはずだ。過去の高値をブレイクすれば、爆発的な上昇になる。いまは座って我満する時間だ」

今年5月、仮想通貨アナリストのPositive Cryptoも、ビットコインは約900日間にわたって「蓄積」フェーズにあり、保ち合い状態はいずれ解消されることになると指摘していた。

Source: 仮想通貨情報局