米CMEビットコイン先物、280ドルの「窓」確定
ビットコインが一時1万ドルを突破。8週連続で低変動率が続いていた週末の仮想通貨市場が大幅な変動を見せた。
仮想通貨市場で、2位イーサリアムが1週間で2.5万円から高値3.4万円まで続伸したほか、XRPも23円台で取引されるなど、大規模のアルトコイン市場の躍進もビットコインを後押しした。
仮想通貨取引所FTXの時価総額別インデックスでも、基本チャートのビットコインに対して、アルトコイン(青)のパフォーマンスが上回った。一方、先週まで好調推移にあった小規模(赤)は一転、利食いの動きに流れ、相対的に好調なパフォーマンスは主要銘柄に集中した。
CMEのギャップ
週末の変動幅を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物の「窓(ギャップ)」は、280ドルに。先週末の終値9,645ドル(1,021,839円)に対し、始値が9,925ドル(1,051,504円)の大幅な窓(ギャップ)で取引を開始している。
週末に急騰・急落したケースでCMEのチャート上に生じるギャップ「窓」は、その後、窓埋めアノマリーを意識した市場の値動きが度々確認されている。今回は下窓を形成している関係から、一旦の下落警戒ポイントとして注視されそうだ。
難易度調整は明日
半減期後から中期的に価格が停滞した一方で、過去最高値を更新するなど堅調なハッシュレート推移が観測されたビットコインマーケット。前回の難易度調整から下落傾向に転じたハッシュレートの動きを見て、マイナーの損益分岐点割れも警戒されていたが、ボトルネックとなっていたビットコイン価格も復調したことで、マイニング関連指数も回復。明日の難易度調整予想値もマイナス2%と、状況が緩和している。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=170415
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Source: 仮想通貨情報局