ブロックチェーンを経済システムとして考える
ブロックチェーンの設計者は、
- 金融政策(インフレ)
- 財政政策(ブロックサイズ)
- 課税(手数料)
- 投票(ガバナンス/アップグレード)
- セキュリティ(ネットワークの保護)
を実装しなくてはなりません。
ただ上記は、あらゆる経済システムでも同様に行われているため、ブロックチェーンが特別であるわけではありません。しかし、それらの経済システムとは異なり、ブロックチェーンは中央集権化を避けることで、自由度と透明性を高めることができます。
一方、ブロックチェーンによる新しい経済は、問題もあることを説明しなくてはなりません。それはどのような問題でしょうか?…答えは、ブロックチェーンを一度、導入すると修理や改良が難しくなることです。なぜなら、ブロックチェーンの仕様変更(フォーク)を実施するためには、大多数のステークホルダーの賛成を集めなくてはならないからです。これは、一朝一夕に行うことが難しいため、前述した問題が発生するのです。
ブロックチェーンの欠陥を少なくする様々な研究が行われている
前章で述べた通り、ブロックチェーンは仕様変更(フォーク)を行うことが難しいため、事前に欠陥のないシステムを定義・設計する必要があります。当然、欠陥のないシステムを事前に定義することは不可能です。それは、誤字がない書籍が存在しないことと同様です。しかし、欠陥をできる限り少なくする方法があります。それは、インセンティブ設計を行い、行動をコード化することです。これは簡単なアプローチではありませんが、さまざまな研究が行われています。
例えば、ノーベル賞受賞者のダニエル・カネマン氏、シカゴ大学教授のアモス・ツワースキー氏、元クリントン顧問のカス・サンスタイン氏が研究に取り組んでいます。ブロックチェーンのインセンティブは、デジタルトークンとして提供されます。マイナーが「どのくらいの頻度」で、「どのくらいの報酬」を得ることができるのか、正しく動機付けできる設計を行う必要があります。正しくインセンティブのロジックを組み込んだトークンの使用は、ネットワークを成長させ、ネットワーク効果により、更なる成長を遂げることができます。
参考:Assessing Crypto Projects with the T3CG Framework
学ぶことはたくさんある!
暗号トークンに関する経済学を学ぶことは、堅牢で持続可能なブロックチェーン経済の設計にとって重要です。学問分野としては、メカニズム設計、ゲーム理論、行動経済学、公共政策、マクロ経済学、分散化技術など、多分野における理解が必要とされます。それらを理解することなく、投資家、開発者や一部のユーザは、ブロックチェーンの長期的な可能性を評価することは難しいでしょう。
ところで、「T3CG Framework」をご存知でしょうか?これはプロジェクトをTeam Technology Token Community Governance(T3CG)の5つある要素から評価するフレームワークです。前章で述べたトークンもT3CGには含まれています。いずれにしても、ブロックチェーンはとてもエキサイティングな技術です。それをより深く理解するために、学ぶことはまだまだたくさんあるということですね。
参考URL:https://coinchoice.net/next-generation-eco-system/
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Source: 仮想通貨情報局