テザー(USDT:Tether)は暗号資産(仮想通貨)の世界において、何かと物議をかもす存在でしたが、近年になって、その汚名を返上しつつあります。しかし、このステーブルコインについては、おそらく多くの仮想通貨投資家が知らないであろう、注意を要する事実がいくつか存在するのです。
テザーの急速な成長の陰にある事実とは?
ビットコイン(BTC)が仮想通貨のトップであることに議論の余地はありませんが、テザーもステーブルコインとして最も有力な存在となっています。現在、時価総額においてテザーはリップル(XRP)を抜いて、ビットコインとイーサリアム(ETH)に次ぐ第三位となっています。この地位は今まで伸ばしてきた発行枚数と、供給量によって支えられています。現在テザーの供給額は900万ドル(約9億円)にのぼり、他のステーブルコインも需要に応じて急速に供給を増やしています。
ステーブルコインは当初仮想通貨相場が下落した場合の資産逃避先として、主に利用されていました。しかし、市場の成長に伴い、分散型金融(DeFi)で利用されたり、低コストでドル(USD)と同等の価値を持つことから、取引にも使われるようになっています。
4,600万ドルを超える凍結中のテザーに注目
ところがステーブルコインですべての資産をステーブルコインで保有することが好ましいとは言えません。仮想通貨ヘッジファンドのアーケイン・アセット(Arcane Assets)CIO(最高情報責任者)であるエリック・ウォール(Eric Wall)氏は、2020年中に凍結されたテザーの総額は、550万ドル(約6億500万円)となっていることを自身のTwitterで明かしています。現在凍結状態にあるテザーの総額は、およそ4,600万ドル(約50億6,000万円)にも及ぶとのことです。
テザーはイーサリアム上にある22のアカウントに分割され、大部分が4つのアカウントで管理されています。ウォール氏は凍結されている資産が存在している理由として、用心のためか、またはユーザーを守るためか、もしくは詐欺の一種であるポンジスキームに関わっている資金か、などのさまざまな見解を示しています。
仮想通貨のトランザクションは通常、誤ったアドレスに送金してしまうと、資産を失う危険性もあります。この点テザーのシステムでは、トランザクションを停止して資産を取り戻すことができますが、もし資産が凍結してしまった場合には何が起こるかはわかりません。
テザーはユースケースの増加によって成長を続けているのかもしれませんが、ステーブルコインで資産を保管する投資家にとって、テザーが抱える特殊なリスクは今後も避けられない問題でしょう。
参考資料:https://coinchoice.net/frozen-tether-influence_202007/
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Source: 仮想通貨情報局