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トランプ大統領習主席の発言を賞賛で緊張緩和?

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昨日の海外時間には、米中貿易摩擦懸念がやや弱まったことから円売りが優勢となりましたが、シリア問題などもあって最近のレンジ内の動きに留まりました。

欧州時間序盤、米長期金利が低下し日経平均先物が下落したことから円買いが強まって、ドル円は106.80円付近まで、ユーロ円は131.60円台まで下落しました。しかし米長期金利と日経平均先物が下げ止まると円買いが収まって、ドル円は107.00円を中心と、ユーロ円は131.80円台を中心としたもみ合いになりました。その後ノボトニーオーストリア中銀総裁が「第一段階として預金金利のマイナス0.2%への引き上げが可能」と述べるとユーロが急騰し、ユーロドルは1.2320台から1.2370台まで、ユーロ円は132.40円台まで上昇しました。

NY時間にかけてユーロはやや売り戻され、ユーロドルは1.2350台を中心とした、ユーロ円は132.30円付近を中心としたもみ合いとなりました。一方日経平均先物が上昇したことから円売りが強まって、ドル円は107.40円付近まで、ユーロ円は132.60円付近まで上昇しました。一方ユーロは、ECB広報担当が「(ノボトニー氏の利上げに関する見解は)政策委員会の見解を示すものではない」と述べたことから反落し、ユーロドルは1.2320台まで、ユーロ円は132.20円台まで下落しました。

NY時間午後にかけて日経平均先物が反落したことから円買いが優勢となって、ドル円は107.10円台まで下落しました。その後トランプ大統領が「関税や自動車障壁のほか知的財産権や技術移転の認識を巡る習主席の丁重な発言に感謝する」とツィートしたことからリスク選好の動きとなって、各国株価が反発する中ドル円は107.30円台まで、ユーロ円は132.50円台まで、ユーロドルも1.2360台まで上昇しました。NY時間引けにかけては、米長期金利が低下したことなどから円がやや買い戻され、ドル円は107.10円台まで、ユーロ円は132.30円台まで下落しました。

東京時間にはいって、日経平均が軟調に推移していることから円買いが優勢となっています。

今日の海外時間には英・2月鉱工業生産、英・2月貿易収支、米・3月消費者物価指数の発表があるほか、米FOMC議事録の公表が予定されています。

昨日の東京時間に習近平中国国家主席が米中貿易摩擦問題に関して「対話が問題解決の方法」「中国は解放を続ける」「自動車輸入関税を引き下げる」などと融和的な発言をしました。それを受けてトランプ大統領は「関税や自動車障壁のほか知的財産権や技術移転の認識を巡る習主席の丁重な発言に感謝する」「ともに大きく進展させよう」とツィートして賞賛しました。勿論これは問題解決への1つの段階にはすぎませんが、双方が報復合戦をして問題がエスカレートする可能性が遠のいたことは、株式市場にとって追い風になると考えられます。したがってリスク回避の円買いの巻き戻しが続くと予想します。

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Source: 高野やすのりののりのりFX

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