米国で第二次世界大戦後の出生人口の急増で誕生したベビーブーマー世代。これまで仮想通貨業界からは安全資産といえば金(ゴールド)しか思い浮かばない世代として切り離されていたが、最近は変化が出てきたようだ。
サンフランシスコにある仮想通貨ビットコイン(BTC)のブローカー「リバー・フィナンシャル」では、ほとんどの需要がベビーブーマー世代からきている。最近の取引高の伸び率77%が同世代によるものだという。
ブルームバーグの取材に答えたリバー・フィナンシャルのアレックス・レイシュマン氏は、「ビットコインは主流派になりつつあり多くの投資家がポール・チューダー・ジョーンズ(PTJ)の後を追っている」と述べた。
既報の通り、米国ウォール街のレジェンドとして知られるマクロ投資家のポール・チューダー・ジョーンズ氏は、先月、将来的なインフレを理由にポートフォリオの2%をビットコインで保有していることを明かしていた。
(出典:DQYDJ「米国での富の分布(年齢別)」)
これまでビットコイン投資といえば若いミレニアル世代が期待されていた。ただ、レジェンドの参入によって心が動かされた高齢者も多いのだろう。ベビーブーマー層の世帯貯蓄の中央値は、若者世代の10倍から30倍と高い。仮想通貨業界に新たなダイナミックスが生まれるかもしれない。
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Source: 仮想通貨情報局