地球上で5番目の富豪であり、最も成功している投資家であるウォーレン・バフェット氏はビットコイン(BTC)に対して、否定的な姿勢を繰り返し表明してきた。こうしたスタンスに対して、仮想通貨(暗号資産)業界から批判が出ている。
ビットコイン強気派で知られるマックス・カイザー氏はバフェット氏の非常に否定的なスタンスは過去の遺物だと認識する時が来たと主張している。
2日、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイは最終損益が497億ドル(約5.3兆円)の赤字を計上したと発表した。新型コロナウイルスの影響で投資先の株価が悪化したためだ。赤字幅は過去最大となった。
バフェット氏は航空会社などへの投資について「私の間違いだった」と認めている。こうしたことに対し、カイザー氏は「ビットコインに愚かなことをしてしまったせいで、彼の評判が失墜した」と酷評した。
「今、バフェットはゲームから外れており、株の買い戻しが不正行為として正当に叫ばれているが、投資家は問うだろう。 もしバフェットが多くのことを間違っていたとしたら、彼はビットコインと金についても間違っていたのだろうか?答えはイエスだ。ビットコインに愚かなことをしてしまったせいで、彼の評判が失墜した」
カイザー氏はさらにバフェット氏を過去のものにする時がきたとツイートし、ミレニアル世代やZ世代はビットコインへの投資に目を向けるべきだと主張した。
「バフェット氏は全てのビットコインを購入可能」
バークシャー・ハサウェイは3月末までで、金融商品の保有額が1370億ドルと過去最高を記録していた。
モルガンクリークデジタルの共同創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏は2日、バークシャー・ハサウェイの資産で現在流通している全てのビットコインを購入できると皮肉った。
さらに仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)はポンプのツイートに対し全てのビットコイン保有者を説得してビットコインを販売してもらう必要があるとし「実際はバフェット氏が購入できるビットコインのほんの一部で、非常に高い価格になるだろう」など、多くの仮想通貨業界からバフェット氏がビットコインに否定的だったことを皮肉るコメントが出てきている。
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Source: 仮想通貨情報局