ビットコインの利益率がS&P500超え
3月に起きた金融市場の暴落以降、ビットコイン(BTC)の収益性のパフォーマンスは、継続的に米株価指数S&P500の利益率を下回っていたが、29日に逆転した。
BTCの価格は29日に高騰し、8000ドル(約85万3000円)を突破。S&P500が過去最高値を更新した2月20日(コロナ危機の影響を受ける前)からのパフォーマンスでS&P500の利益率が-14.01%を、BTCが上回った(-13.85%)。
2月20日のS&P500は3396(36万2200円)ドルで取引を終え、2020年の最高値を記録。同じ日のBTCの価格はおよそ9600ドル(102万4000円)で推移していた。
株式市場も仮想通貨(暗号資産)市場も3月13日に暴落し、その後16日にBTCの利益率は-50%超まで下がった。S&P500が13日以降最も低い水準である-35%まで下がったのは3月末。大規模な量的緩和政策などを機に、価格を戻した。BTCとS&P500は共に最安値から徐々に回復傾向にあったが、S&P500の最高値更新日を基準とした変動値でBTCが上回ったのは今回が初めての事例となった。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
Source: 仮想通貨情報局