仮想通貨でも「有事の金」? ゴールド担保トークンの需要が増加【仮想通貨相場】

29日の仮想通貨市場は小幅な値動きとなっている。ビットコイン(BTC)は前日比0.25%上昇の8720ドルで推移している。イーサ(ETH)は1.9%上昇、XRPは1.8%上昇で推移している。

アルトコインではテゾス(XTZ)が6.7%上昇、チェインリンク(LINK)が8.7%上昇と値上げ幅が大きい。チェーンリンクとテゾスが提携する可能性があるという観測が浮上し、価格の押し上げ材料になったという見方も出ている

出典:Coin360 16:40時点

テザー・ゴールドの供給数が4倍に

「有事の金」。戦争などの有事の際には「安全資産」として金が買われるという意味だ。今回のコロナウィルス危機でも、金の価格は上昇していた。

仮想通貨分析のアーケイン・リサーチは、仮想通貨の中でも金(ゴールド)担保トークンの需要が増加していると指摘している

最新のレポートの中で、アーケインは1月24日から始まったテザー・ゴールド(XAUT)に注目している。テザーゴールドは1XAUT=1トロイオンスの金を担保としたトークンだ。イーサリアムのERC20トークンとして発行されている。

アーケインによれば、1月の開始時には約4000トークンの供給量だったが、1ヶ月後の2月24日には供給量が4倍の1万6000トークンとなっている。

出典:Arcane Research

アーケインは「コモディティに担保されたトークンに対する需要の大きさを示すものだ」と指摘。仮想通貨の新しいトレンドの1つとなる可能性があると主張してる。

「コモディティに裏打ちされたトークンにより、仮想通貨投資家はポートフォリオ管理で新しい手段を得ることができる」

ベテラントレーダー「相場はまだ弱気」

ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、ビットコイン相場について依然として弱気市場にあるとの見方を示している

「BTCは26ヶ月にわたる弱気相場が続いている。強気トレンドではない」

200日間移動平均線が焦点に

ビットコインは8800ドル近辺に位置する200日間移動平均線に近づいている。アーケインは今後の焦点は200日間移動平均線(下図の赤線)を超えて、そのサポートを維持できるかどうかだと指摘している。

8800ドルから反発するとなれば、次は9300ドルがレジスタンスとなるとアーケインは分析している。一方で、200日間移動平均線のサポートが破られることになれば、ビットコインは8000ドルまで下落する恐れがあるとしている。

出典:Arcane Research