ツイッターで、ビットコインに言及するツイートやグーグルでの検索需要が2年ぶりの高い数値を示している。ツイッターやSNSのデータはビットコイン価格に影響するのだろうか。
例えば特定の仮想通貨への言及数、SNSレディットでの特定のサブレディットのコメントや投稿数、特定の仮想通貨への1日の検索ボリューム数などの指標が考えられる。これらのデータを使った投資家センチメントの分析は投資家がリターンを得ようとするのに役立つかもしれない。
そこで今回は2017年から2019年のツイート数とビットコイン価格について分析した。
2017年〜2019年までのツイートとBTC価格
2017年以降のビットコインに言及した1日あたりのツイート数を見ると、2017年の上昇相場に顕著に増加したことがわかる。2017年12月7日にビットコインに言及した15万5600件のツイートが過去最高だ。
一方で2018年と2019年ではツイート数が大幅に減少。2019年にビットコインが上昇した際にわずかに言及数が増加したのみだった。
2017年1月から2019年12月までの1日のツイート数の推移
これらを分析すると、2017年は価格とツイートの相関係数は0.86を示した。相関係数は2つの要素の関係を表したもので、-1から+1の間で測る。+1に近いものは、一方が増えると、一方が増加するという正の相関関係を示している。0は両者の相関関係が全くない場合だ。
2018年は弱気相場だったが価格とツイートの相関係数は0.74と高い数値を示したままだった。ただ、2019年は3月から6月にかけて価格が大幅に上昇したが0.12と低い値となり、相関関係がなかったことがわかった。
ビットコイン価格と毎日のツイート数の相関係数
ビットコインの取引ボリュームとツイートの関係
こうした高い相関係数は価格分析ではなく、ツイート数とボリュームの間で重要な指標となる。これは社会情勢をテクニカル分析に組み込む際に有用になるだろう。
2017年はビットコインのボリュームへのツイートの影響は2018年や2019年に比べて強く、1年を通して影響した。2017年は、ツイートが1%増えれば、ビットコインのボリュームが2.6%増加する可能性が高くなった。2018年は0.64%、2019年は0.72%しか増加しなかった。
ボリュームについては影響は見えたが、リターン価格についてはツイートは重要な予測指標は得られなかった。
2020年はどうなる?
今年に入ってから仮想通貨相場は2017年並みの上昇を記録している。2020年は2017年や2019年の強気相場と同じ特徴を持っているだろうか。
2020年1月1日から2020年2月13日までのビットコインの価格
今年1月と2月のビットコインに関する平均ツイート数は、2019年の1日平均18972から2020年の初めには22070まで増加している。また、2月2日にはツイートが急激に増加し1月は平均17929ツイートだったが、2月の平均ツイート数は31945となっている。
2020年1月1日から2月13日までの1日のツイート数
現在までのところ、ツイート平均数が通常よりも増加し、ビットコインのボリュームに影響を与えているようにも見える。しかし、ツイートの数がビットコインのボリュームに与える影響はこれまでよりも小さいのが現状だ。ツイートが1%増加した場合、ボリュームは0.423%増加するだけという相関関係になっている。
今後は仮想通貨アナリストから強気相場になることが予想されている。2017年のように大幅にツイートが増加することも見込まれるだろう。投資家はツイート数についても価格指標や投資戦略に組み込むことをおすすめする。
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Source: 仮想通貨情報局