2019年、仮想通貨市場のパフォーマンス
記事投稿プラットフォーム「Publish0x」にて、2019年の仮想通貨市場のパフォーマンスに関する記事投稿が行われた。
その実験内容は、2019年1月1日時点で出来高トップ10の仮想通貨それぞれを100ドルで購入し、各コインのパフォーマンスを算出するといったものだ。前提条件として、各通貨が引き出されたり取引されることはなく、1年間保有し続けるものとする。
留意点として、比較データの投稿日は11月12日であるが、その地点において、トップ10の仮想通貨市場全体のパフォーマンスは+39%を記録。3月末時点で迎えた最高値の+114%から遠ざかってはいるものの、年間を通した数値だけで見るならば、多くの投資家の予想よりも好調であったことが伺える。
直近好調な米国株式市場(S&P500)は、現時点の年初来パフォーマンスで約30%上昇しているが、その数字と比較した場合、前述したパフォーマンスの大きさがわかる。
このように価格変動の激しい仮想通貨市場であるため、上位10通貨の出来高ランキングも約1年間で大きく動いた。その順位の推移は下図にまとめられている。
例えば、今年国内に上場したステラ(XLM)の出来高は、6位から10位にまで順位を落としている。Tronは10位から14位にまで順位を一時期落としたが、現在は11位にまで回復している。
基軸通貨のビットコインと今年8月に半減期を迎えたライトコインの価格は、それぞれ+145%、+95%と好成績を納めた。一方でステラとXRPは大幅に下落し、ステラが-40%、XRPが-18%という数値となった。
時価総額
仮想通貨市場全体の時価総額で見れば、年初より+95%となり、バブル期を経て大幅縮小した2018年とは一転、約2倍にまで回復している。
ビットコインに資金が集中したことで、BTCドミナンスは1月1日地点の51.9%から、67.2%まで上昇した。
巨額不正流出事件や各国規制の影響で全面安が続いた2018年以上に仮想通貨市場への関心が低迷している昨今。しかしながら、ビットコイン(BTC)が底値付近にあった年初比較でパフォーマンスを確認すれば、一定の成果を残している。
トークンやブロックチェーン技術を応用した実用例も増え始め、2020年にはさらなる実需拡大が期待される。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=125175
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Source: 仮想通貨情報局