日経平均は5日続伸し、年初来高値を連日更新しています。しかし、市場センチメント、すなわち「群集心理」は低迷したままです。違和感を感じるのも無理はありません。新高値銘柄数を見てみると、木曜日135銘柄、金曜日118銘柄と、全面高には程遠い状況なのです。
東証一部にはおおよそ2100社が上場しています。
(指南書「株道の教え-最終章-」新高値 P.4~5参照)
先物主導、指数寄与度の高い銘柄で指数を引っ張っている地合いは否めません。決算業績悪化でも個別株が堅調なことも、売り方の一層の買い戻しを促し、一段高へと向かわせているようです。
本来であれば、持ち株損失解消、市場センチメントは好転、小型株や新興市場も活況となるはずです。個人には買い場を与えず売らせて、買い戻しで売り方を踏ませる構図が出来上がっています。実感のない上昇の正体です。
マザーズ銘柄は年初来高値どころではありません。大相場に向かう資金の循環が起こらず、日柄経過と上放れを待つ時間となっています。日銀ETFの買い入れ額が年末まで2兆円も残っているわけですから、マザーズ指数ETFへの資金投入の検討に入ったとほのめかすだけでも救済される個人投資家は多いのにと思ってしまいます。(日銀は、マザーズ指数へのETF買い入れを行なっていませんので、ただの妄想ですが・・)
10月第3週(先週10/15~18)の売買状況です。
個人投資家 -3530億円の売り越し(2週連続)
海外投資家 +5563億円の買い越し(3週連続)
海外勢は先物も6600億円程度買い越しており、1.2兆円を超える大幅な日本株買いとなりました。
今週(第4週)は、売買高を見ても現物上昇ではなく、先物の買い戻しレベルのじり高です。
指南書では、日経平均の上昇率(幅)は+8%~+14%に収まると示しました。大相場を除けば、+8%以上の利幅を追うのはリスクが高まると考えて良いと思います。
上昇相場はときに青天井。とりまく世界情勢はまったく予測できず、ましてや中長期の日米株価を憶測しても身銭を切る賢明な投資とは言えません。一先ず、指標データからもう少し現状の把握だけはしておきましょう。
騰落レシオは5日線と25日線がゴールデンクロスした16日139%を天井に120%まで冷えてきました。
25日線かい離は+3.56%(指南書「株道の教え-最終章-」P.40参照)
26週線(長期線:約6ヶ月)と13週線(中期線:約3ヶ月)のゴールデンクロス。
(指南書「株道の教え-最終章-」P.24参照)
現状では上昇トレンド継続。しかし、良い相場だけど、エントリーした銘柄は全然儲からなかったでは、最終的に高値掴みで塩漬けに終わる可能性があります。個人的には大きく下げるための上昇過程という見方は変えていません。
「強気相場は、①悲観の中に生まれ、②懐疑の中に育ち、③楽観の中に成熟し、④幸福感の中に消えていく」
今の相場が①~④のどこにあるのか、買おうとする銘柄はどこに位置しているのか、それを踏まえて、自分はどこで売買の意志決定をするのか。常に自身のリスク管理の指針にすると良いと思います。
来週は、引き続き決算ラッシュに、米雇用統計、30日FOMC、31日日銀金融政策決定会合と、材料目白押し。日米の金融政策の方針にマーケットの注目が集まりそうです。
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「購入者さまの声」
Subject: RE: 「株道」フォローメール
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秘儀三十八手読ませて頂きました。
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Subject: 東京都の●● です
こんばんは。昨日、相場帳第2弾届いております。どうも有難うございました。
あれだけの量を書きまとめるのには、大変な労力と時間を費やしたことと思います。
早速読ませていただきまして、本当に購入して良かっなあと、満足感でいっぱいです。
私の知りたかった事や、誰も教えてくれない事がたくさん書いてありました。
本屋さんで探しても、おそらくこのような内容の本は見つからないでしょう。
貴重な投資体験談や、ノウハウを教えていただき、心から感謝いたします。
ただ、初心者の私には難しい部分もあり、マスターする迄には何年もかかりそうです。まずは、株用語から勉強しないと先に進めませんね。
最後のページにあった、著者不明の文章、何度も読み返しました。
株取引云々より、自分の生き方を見つめ直す良い機会になったような気がします。
これからは、この相場帳を私の参考書にして頑張ります!
本当に本当に有難うございました。ペコリm(._.)m
Subject: Re: ありがとうございました。
株道 さま
相場帳・実践編の資料送付、ありがとうございました。
数回にわたり拝読し、「真」に迫った実戦的な中身に加え、
ご自身の体験からの想い・気持ちの入った文章にもリスペクト
を抱きました。心から、感謝申し上げます。
特に、暴落相場で投資する具体的な方法は、これまでさまざまな
投資本・ブログなどを読む中で、初めて眼にしたものでした。
東日本大震災やリーマンショックの大暴落以後、株価が上がった
ことは知っていましたが。。実践的手法には初めて触れました。
これまで4度にわたり、(少ないものの)全財産を失った賭博的な
取引を止め、「ヘッジファンドが動くまで待ち、追い掛ける」投資
にチャレンジしてみます。
早速、8月・9月の暴落時には想い切って買い向かい、少ない
ものの利確できました。また、ブログで読ませていただきました
電算システムもタイミング良く投資でき、たいへん感謝しています。
以下、省略・・
Source: 株道 - 人に教えたくない私の相場帳 -