ドミニク・シーナー氏は17歳の時にスイスで仮想通貨取引プラットフォーム会社を設立したが失敗。2013年から14年にかけて50万ユーロ(約6570万円)を失った。しかしこれに懲りず、15年にはドイツで仮想通貨「IOTA(アイオータ)」を生み出すのに携わった。IOTAは現在、世界で11番目の規模の仮想通貨で、時価総額は50億ドル(約5300億円)前後。
ォルクスワーゲン(VW)の幹部を監査役会メンバーに迎えるなど、ドイツの大企業とのつながりもできた。今は次の成長段階に入るところだと、シーナー氏(22)はブルームバーグとのインタビューで語った。
ベルリンの本拠に加え、トロントと東京、オスロ、台湾にも拠点を置くという。「多くの人はまだIOTAをドイツ国内の仮想通貨だと考えている。これを変えたい」と同氏は述べた。
シーナー氏はこの仮想通貨の運営管理や技術開発を行うIOTA財団のトップを務める。財団にはIOTAの形で3億ユーロ余りの資金がある。ベルリンで働く50人ほどの従業員は全員、報酬をIOTAで受け取るという。
ボッシュ・グループのベンチャーキャピタルであるRBVCも、IOTAに出資している。RBVCのパートナーによれば、IOTAはあらゆるモノをインターネットにつなげる「IoT」分野で有望性がある。VWとボッシュは、IOTAとの具体的なプロジェクトについて発言することは控えた。
参考URL:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-08/P59GGD6TTDS001
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Source: 仮想通貨情報局