ビットコインは土曜日に8%ほど急落し、悲観論者の中には新たな最高値までの上昇は終わったという見方も出ている。今年の最高値である1万3739ドルから33%ほど調整する中、強気要因はどこにあるのだろうか?
ビットコイン弱気派の見方
過去2週間、ビットコインは1万3739ドルと1万3177ドルでMトップを形成し、ネックライン付近にある9600ドルまで下落した。多くのトレーダーは、最近の上昇に対する61.8%と50%のフィボナッチリトレースメントが起きるとみている。ここは、米シカゴ先物市場(CME)におけるギャップが存在する付近でもある。8500ドル〜7500ドル付近にあるギャップがマグネットのような動きをしていると考えることは可能だ。
また、4000ドルから今年最高値までビットコインを押し上げた広範囲のウェッジ(V字形のもの)から外れたことも指摘されている。
よって、短期の見通しは弱気だ。しかし、一部のアナリストはビットコインに強気な見方を示し続けている。
「触れられていない」ビットコインの数が過去最高
今週初め、コインメトリックスは、ビットコインの”触れられていない”供給量が過去最高の21%に到達したと報告した。
(出典:CoinMetrics「過去5年間”触れらていない”ビットコインの供給量」)
「触れられていない」、つまりウォレットから送金されていないビットコインの供給量は、19日の時点で384万7859BTC(約4兆300億円)。全体の21.6%に到達した。
ビットコインが決済手段ではなく、価値保存手段として使われ始めていることを示しており、ビットコインの価格が上がれば、「触れられていない」ビットコインの数も増えることになるだろう。
この結論に賛成しないアナリストもいる。アダマント・キャピタルの創業パートナーであるトゥア・デミースター氏は、次のように述べた。
「5年間コールドストレージでの保管方法をアップデートせずにビットコインを保管できるかはわからない。僭越ながら私見では、ほとんどのコインは失われることになると思う」
採掘難易度の底から37万ドル予想
ビットコイン37万ドル予想も出てきている。
ツイッターアカウント名PlanBとParabolicTravが「ビットコイン価格/採掘難易度が底をついた時のビットコイン価格」を元に共同作成したグラフによると、これまで採掘難易度の底は2011年12月(4.6ドルの時)と2015年5月(230ドル)、2018年12月(3691ドル)で見られた。その後、それぞれの強気相場で価格のピークは底から100倍の地点まで上昇しているため、今回も過去の傾向通りにいけば37万ドル(約4000万円)付近まで上がる可能性があるという。
(出典:PlanB「採掘難易度の底」)
PlanBは、コインテレグラフの取材に対して、さらに詳細を付け足した。
「ボラティリティが減少しビットコインのマーケットが成熟化しているというサインなのかもしれない。2010年と2011年と比べて、マーケットを動かすにはより多くのマネーが必要だ。ただ、100倍になる可能性はある。ビットコインのマーケットは、非線形の力学で動いており、ブラックスワン(可能性は低いが影響大な出来事)が例外ではなく日常で起きやすい」
半減期を見据えたマイナーの動き
2、3週間前、人気仮想通貨アナリストのFlibFlibは、マイナーの動きから、2019年の最安値である3120ドルをつけることはないと予想した。
マイニングに関する理論を用いて2018年の底値も当てたというFlib Flib。マイニング業者が利益を最大化するように動くことで、2019年にビットコインは新たな安値をつけないとみている。
Flib Flibによると、2018年の弱気相場ではマイナーによって限界費用までビットコインの売りが進み、非効率的なマイナーが排除された。その後、マイナーには生産したビットコインの売却を制限するインセンティブが発生し、半減期前の生産価格の2倍まで価格が押し上げられた。古い生産コストの2倍のところで新たな底が形成されたという。歴史的にも、半減期を期待した新たな底値は以前の2倍になっているという。
現在、マイナーへの報酬額は12.5BTC。来年の半減期にはこれが6.25に減少する。Flib Flibによると、「今年の強気相場で12.5BTCの売り注文が消えた」が、その後、ビットコインが1万3000ドルをつけた時に12.5BTCの売り注文が「戻った」という。1万3000ドル付近が新たな生産コストの水準として意識されているという。
Flib Flipは今後、新たな半減期バブルを期待して売りを制限する動きが生まれ、新たなバブルが発生したら売るだろうと見ている。このことから新たな安値をつけることがない一方、ビットコインが過去最高値である2万ドルをつけるのは「考えられない」と結論づけた。
テクニカル面では短期でビットコインが7500ドルまで下がる可能性はあるかもしれない。その後、保合いが続き、ビットコインの日々値動きは小さくなるかもしれない。
しかし、長期で見るとビットコインの半減期(2020年5月と推定)が近づくにつれて、ビットコインの蓄積を始めているという見方もあり得そうだ。こうした個人投資家の動きに加えて、バックト、TDアメリトレード、フィデリティなどを通して機関投資家のデビューも始まるだろう。こうして過去最高値への道筋できるかもしれない。
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Source: 仮想通貨情報局