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11,000ドルから急落した仮想通貨ビットコイン、今後の強気シナリオは?

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ビットコイン(BTC)価格は、11,000~11,300ドルのレジスタンスから無情にも拒否されることになり、約6%の下落となった。急落の後、アナリストらはビットコインやほかの仮想通貨について慎重で楽観的な見方を示している。

ビットコインの短期的な下落は、新型コロンウィルス(COVID-19)のパンデミックを巡る不確実性に起因すると、アナリストは指摘している。9月21日にはダウジョーンズ工業株価平均は800ポイント以上の落ち込みを記録した。ビットコインや金(ゴールド)、そのほかのリスクオンアセットが連動し、ほとんどの資産クラスで売りが発生した。

最近の反落は、3月の市場暴落に似ており、資産のほとんどが完全に急落した。したがって、アナリストは、ワクチンもしくは新しい経済刺激策においてある程度の進捗が見られたら、市場の投資家心理を活性化させるかもしれないとみている。

ビットコインの強気シナリオ

機関投資家向け取引プラットフォームであるTradeBlockのリサーチ責任者を務める、ジョン・トダロ氏は、BTCの短期的なパフォーマンスは条件依存的であると、コインテレグラフに語っている。トダロ氏は、激しい競争となっている大統領選挙、経済刺激策の欠如、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染者増加により、投資家は「よりリスクオフな」資産に引き付けられていると考えている。3つのファクターが悪化し続けた場合、ビットコインはより大きな引き戻しを経験する可能性がある。

しかし、3つの要素のいずれかが改善されれば、ビットコインの価格が短期的に回復する可能性がある。たとえば、新しい経済刺激策が承認された場合、それはすぐに株式市場の市場心理を改善させ、ビットコインでも反発を引き起こすことになる。トダロ氏は次のように指摘している。

「過去数週間にわたって、企業に対する継続的な刺激策の欠如、論争の的となる可能性のある選挙に関連する政治的不安定性、および秋と冬にCOVID-19の感染者が増加するリスクから、株式市場が下落し、投資家がよりリスクオフのポジションを取ることになっている。前述の3つのリスクが悪化した場合、さらなる調整となるだろう。しかし、COVID-19のワクチンや治療法で進展があり、経済刺激策に進展があった場合、現在の調整が一時的なものとなるだろう」

ビットコインの現在の市場力学は、伝統的な金融市場に依存しているようであり、以前のサイクルとは大きく異なる。パンデミックの経済効果により、様々な資産クラスに対する投資家の市場心理は同時に動くようになっている。新型コロナウィルスの感染者が欧米で再び上昇し始めていることで、追加の制限やロックダウンを引き起こす懸念も浮上しつつある中、ウォール街のストラテジストは潜在的な景気後退に備えているようだ。CFRAのチームマーケットストラテジストであるサム・ストーバル氏は「投資家がナーバスになるような状況に変わってしまった」とCNBCに語っている

ビットコインの短期的な強気シナリオは、11,100ドルのレジスタンレベルをすぐにでも再び試す展開になることだ。9月2日の調整以降、ビットコインはこのレジスタンスを1回だけトライした。BTCが再びこのレベルの突破を試みれば、レジスタンスでの抵抗の力が弱まるだろう。そのためには、金(ゴールド)や株式など、様々な市場全体で投資家心理が改善する必要がある。

ビットコインには、伝統的な市場の弱さでも、反発を引き起こす可能性のある潜在的な触媒が1つある。過去数日間、分散型金融(DeFi)トークンの価格は急落している。DeFiの巨人であるYearn.financeのYFIトークンとUniswapのガバナンストークンUNIでさえ、1週間で46%と48%の下落となった。この下落はBTCが10,300ドルから11,000ドルに上昇する過程で発生しており、アナリストはDeFiトークンでの利益確定の動きが、BTCの購入需要を押し上げたと考えている。

DeFiトークンからビットコインへの利益の循環は、必ずしも市場が回復していることを意味するものではない。しかし、トダロ氏は投資家がビットコインなどのより信頼性が高く安定した資産に資金を移動させている可能性があると指摘した。このトレンドが続く場合、DeFi市場が調整している間、BTCの方が上昇する可能性がある。

「資本は、ビットコインよりもはるかに低い時価総額のアルトとイーサから出てきた。これは必ずしも市場での反発を示すものではなく、より安定したビットコインへの資本逃避を示している」

米国株とビットコインのデカップリング

仮想通貨取引所Bequantのリサーチ責任者であるデニス・ビノコウロフ氏は、政治的なファクターとパンデミックがBTCの最近の下落に拍車を掛けることになったと、コインテレグラフに語った。彼は、米最高裁のルース・ベイダ―・ギンズバーグ判事の死去を重要なファクターであると指摘。米大統領選挙を控えた米国市場の不確実性は既に高いレベルにあるが、今回のギンズバーグ判事が死去したことは、投資家心理をさらに不安にさせるものだと述べている。

「今後の米国の選挙に対する懸念が劇的な変化を遂げたため、デジタル資産は、株式市場や金などの安全な避難資産と相まって、大幅な下落となった。この不安と不確実性は、最高裁のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が死去したことによるものだ。迅速な交代がなければ、最高裁は4対4でデッドロックにつながるだろう」

しかし、ビノコウロフ氏は、ビットコインとイーサ(ETH)は「強固なネットワークというファンダメンタルズ」により、強力に回復する可能性があるとも強調した。市場が短期間で予想外に急落したことを考えると、米国の株式市場とBTCの間いの相関関係が、短命で終わる可能性もある。

特にブロックチェーンネットワークのハッシュレートが史上最高に達したため、ビットコインのファンダメンタルズはここ数週間にわたって強化されている。ハッシュレートが急上昇したタイミングは注目に値する。これはブロック報酬が半減した直近の半減期から4ヶ月以内に起こったからだ。ブロック報酬が半減すれば、マイニングされるBTCの量が減るため、ハッシュレートは低下する傾向がある。ハッシュレートが継続に上昇していることは、マイナーが中期的にはBTC価格が上昇すると期待していることを示すmのだ。

ハッシュレートが半減期前ののレベルに回復しただけでは終わらず、以前の最高値を超えて、新たな数字を記録した。ビノコウロフ氏は、ネットワークのファンダメンタルズが強力であるため、すぐにリバウンドが発生すると予想している。「3月にCOVID-19関連の売りが発生し、デジタル資産にも波及したわけだが、現在の市場はデカップリングしようとしている」という。

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-price-hits-11-100-wall-and-drops-6-relief-rally-to-follow 

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Source: 仮想通貨情報局

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