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相場師は、例年7月25日から8月20日くらいを海外の機関投資家が夏のバカンス休暇に入る、「夏枯れ相場」と見立て、ポジションの比率調整を行っています。
商いが細まるので、値が軽くなります。ヘッジファンドや仕手筋によるトリッキー(仕掛け的)な株価変動にも注意しなければならない時期です。
しかし、今年はすでに9日連続の売買代金2兆円割れ。それ以前からも商いが伴わない「閑散相場」が続いているのです。
いったい、日本株はどんな需給状態にあるのかと頭を悩ます投資家も多いと思います。
そこには、個人投資家がひたすら下落を待つ構図と外国人投資家が資金を日本株以外の投資対象に向けている実態があります。
7月第一週の売買動向が先週末、公表されました。
海外投資家:8週連続の売り越しから+450億円の買い越し転換。
個人投資家:-3073億円の売り越し。
個人投資家は、6月第一週からほぼ売りっぱなしです。法人は9週連続で買い越しています。おそらくこの買いは「自社株買い」と「GPIF(年金運用)」です。
ここまでの需給は、海外勢と個人の売りを自社株買いと信託銀行が買い支えていたことが読み解けます。消費増税前、参院選前。外国人も個人も今、日本株を買いに動いても投資妙味はないと判断していることになります。閑散相場なわけです。
先ほどの日経平均日足チャートをもう一度見て下さい。
「移動平均線」は需給を知る、もっともシンプルな方法です。25移動平均線は、文字通り、約1ヶ月間の営業日の株価を結び、線引きしたものです。つまり、今の株価がそれより上にある状態というのは、この1ヶ月間に株を買ったほとんどの人は含み益を出しているということになります。もちろん、個人投資家ではありません。
自社株買いをした企業、GPIFが利益を上げ、個人は売りか様子見、海外投資家もアルゴで転がすだけで、基本、無関心。日本株のポジションを減らし、米国株やゴールドなど他の投資対象へ資金シフトさせていました。
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市場には売りたい人と買いたい人がいて、それを作為的に操作したい人たちもいます。こうした需給と供給で売買が成立する株価、需給バランスを先行して判断することが「相場を読む」ということです。
株を売買する上で、テクニカル指標は万人に理解しやすい反面、ダマシは避けて通れません。そこで私は「需給」に着目し、併用することで勝率を上げています。
投資主体別売買動向・裁定取引残高・信用評価損率・空売り比率などいくつかの需給を知る手段がありますが、一般に手に入る情報はほとんどが後出しで、判断材料としては古く、投資価値としては低いものとなります。
私がもっとも大切にしている、タイムリーに需給を読みとる術は、ザラ場の売買代金・出来高、そして、売買された市場・業種・銘柄を知ることです。それを見れば、機関投資家が買(売)ったのか、個人投資家が買(売)ったのか、それは現物取引なのか、信用取引なのか、推測できます。
需給とテクニカルを組み合わせれば、投資判断の精度はグンと高まります。勝ち組になるために、ぜひ、身につけてほしいと思います。
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「購入者さまの声」
Subject: RE: 「株道」フォローメール
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秘儀三十八手読ませて頂きました。
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Subject: 東京都の●● です
こんばんは。昨日、相場帳第2弾届いております。どうも有難うございました。
あれだけの量を書きまとめるのには、大変な労力と時間を費やしたことと思います。
早速読ませていただきまして、本当に購入して良かっなあと、満足感でいっぱいです。
私の知りたかった事や、誰も教えてくれない事がたくさん書いてありました。
本屋さんで探しても、おそらくこのような内容の本は見つからないでしょう。
貴重な投資体験談や、ノウハウを教えていただき、心から感謝いたします。
ただ、初心者の私には難しい部分もあり、マスターする迄には何年もかかりそうです。まずは、株用語から勉強しないと先に進めませんね。
最後のページにあった、著者不明の文章、何度も読み返しました。
株取引云々より、自分の生き方を見つめ直す良い機会になったような気がします。
これからは、この相場帳を私の参考書にして頑張ります!
本当に本当に有難うございました。ペコリm(._.)m
Subject: Re: ありがとうございました。
株道 さま
相場帳・実践編の資料送付、ありがとうございました。
数回にわたり拝読し、「真」に迫った実戦的な中身に加え、
ご自身の体験からの想い・気持ちの入った文章にもリスペクト
を抱きました。心から、感謝申し上げます。
特に、暴落相場で投資する具体的な方法は、これまでさまざまな
投資本・ブログなどを読む中で、初めて眼にしたものでした。
東日本大震災やリーマンショックの大暴落以後、株価が上がった
ことは知っていましたが。。実践的手法には初めて触れました。
これまで4度にわたり、(少ないものの)全財産を失った賭博的な
取引を止め、「ヘッジファンドが動くまで待ち、追い掛ける」投資
にチャレンジしてみます。
早速、8月・9月の暴落時には想い切って買い向かい、少ない
ものの利確できました。また、ブログで読ませていただきました
電算システムもタイミング良く投資でき、たいへん感謝しています。
以下、省略・・
Source: 株道 - 人に教えたくない私の相場帳 -