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アラバマ州連邦上院補欠選挙まとめ

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 開票作業が続くアラバマ州の連邦上院補欠選挙。
上院議員であったセッションズ氏が二月に司法長官に就任するため辞任。ストレンジ氏が暫定で議員となっていたが、この度補欠選挙で新たな上院議員を選ぶこととなった。任期はセッションズ氏およびストレンジ氏の後を受ける形で2021年まで。
 アラバマ州はここ20年共和党が二名の定員を独占する共和党保守州であり、昨年の選挙でもシェルビー議員が比較的楽に勝った州。セッションズ氏もこれまでの選挙で危なげなく買っており、後任の共和党候補も通常であれば優位に選挙を進めると見られていた。
 暫定議員を務めたストレンジ氏は、トランプ大統領などの推しがあったものの、共和党の予備選でムーア氏に敗れた。アラバマ州最高裁判所長官などを務めたムーア氏は本来楽に勝てるところであったが、複数の未成年の方とわいせつ行為を行ったという疑惑が持ち上がり一気に接戦に。
 直前の世論調査では調査会社によって優勢な候補が違うという状況でかなりの混戦模様となった。
 開票直後は民主党のジョーンズ候補がリードも、その後共和党のムーア候補が逆転し、60%時点で7ポイント以上のリードとやや優勢。

 現状上院の勢力は共和党52に対して民主党48と、僅差。ジョーンズ候補が勝利した場合、さらに差が縮まり51対49となる。予算関連法案に関しては、税制改革法案に反対票を投じた共和党のランドポール議員が今後も反対姿勢を示すと見られ、その場合50対50とまさにぎりぎり(同数の場合、上院議長である副大統領の裁定となるため、法案は通る)となり、他の造反者を出さないように調整が難しくなるために注目されている。
Source: ダックビル為替研究所 | Klug クルーク

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