仮想通貨相場の急落が止まらない中、ビットコイン悲観論者を中心に「底はまだ見えない」という悲観的な見方が相次いだ。また、現在のビットコイン保有者は「トランプ支持者のようだ」という発言も飛び出した。
(引用元:Coin360)
ビットコイン(BTC)は過去24時間で9%以上の下落。現在は3667ドル付近で推移している。また今回の急落で時価総額2位の座に返り咲いたリップル(XRP)は、10%以上のマイナスで、0.33ドル付近で取引をしている。時価総額3位になったイーサリアム(ETH)の下落幅はほぼ15%と大きく、130ドルを割った。
今ビットコイン保有している人は「トランプ支持者のよう」
仮想通貨相場急落を受けて、米シカゴ先物市場(CME)のスコット・ネーションズ氏とニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のアンソニー・グリサンティ氏が米経済番組のCNBCに出演した。
グリサンティ氏は、「客観的」にみて投資家がポジションを閉じ始めていると指摘。下落局面では以前反発が見られた3300ドル~3500ドルが重要になり、上昇局面では以前伸び悩みを見せた4000ドル~4100ドルが注目だとし、「狭いレンジでの取引」になると解説した。ちなみにグリサンティ氏は、ストップロスを4200ドルに置いていたそうだ。
ただ今後、3000ドルが相場の弱さを図る上で重要な節目となり「そこを下回ればさらに下落トレンドがさらに進む」と述べた。3000ドルについてはFXStreetも心理的な節目として、「すぐにトライすることになるかもしれない」とみている。
(引用元:CNBC 右からグリサンティ氏、ネーションズ氏、キャスターの順)
また、「インターコンチネンタル取引所が手がけるバックトが投資家を呼び込むきっかけになるのでは」という質問に対してグリサンティ氏は、「そういった興味は薄れていってる」と断言。「おそらく、ビットコインにとって時期的にも場所的にも好ましくない」とし、「他の仮想通貨が名乗りをあげるかもしれない」と予想した。
さらに日々損失を出しながら今後上昇を信じている人々は「トランプ支持者のようだ」とも発言。こちらについては同氏の真意は分かっていない。
一方、「ビットコインは嫌い」というネーションズ氏は、これまでバブルを経験したことがない10代に対して「これがバブルだ」と呼びかけた。「少し痛みを伴うものになるが、我々は教訓を学ばなければならない」とし、「まだ底はつけていない」という見方を示した。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-may-test-3000-a-big-psychological-level
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Source: 仮想通貨情報局