仮想通貨情報サイト「クリプトコンペア(CryptoCompare)」のデータを引用して、「ビットコイン(BTC)の55%以上は、少なくとも200BTC(時価1億4,700万円)を保有するウォレットの中に収まっている」と伝えている。
ディアの調査によると、これらウォレットの中のビットコインの33%が、表立った取引をしたことがないことが分かった。休眠状態のウォレットの一部は、取引所に収まっているのだが、さらに一部の所有者は、プライベートキーを喪失してしまって、アクセスできないという可能性も判明した。
永遠に失われてしまった仮想通貨の話は前からあるが、例えば仮想通貨取引調査会社「チェーンアリシス(Chainalysis)」は2017年に、時価にして約240億ドル(約2兆7,000億円)相当となる379万BTCが永遠に喪失したというデータを公表している。ディアはこのデータが正しいいことを確認して、全ビットコインの30%が喪失あるいはマイニング待ちと想定されるという。
ビットコインの87%が、全BTCアドレスの1%未満に収まっている
仮想通貨喪失の原因の1つは、プライベートキーを保存しているハードドライブを投棄してしまったというミス。
値上がりを期待してビットコインを保持し続ける人が多いという最近のデータもあり、ビットコインの87%は、時価6万ドル(約670万円)以上に相当する少なくとも10BTCを保有するウォレットに収まっている。
既存のビットコインの87%の時価総額は、950億ドルを超えるが、この大量のビットコインは、すべてのBTCアドレスの1%にも満たないわずか0.7%に収められているのが現実だという。
英仮想通貨メディアの「クリプトグローブ(CryptoGlobe)」によると、著名な米経済学者ヌリエル・ルビーニ氏(Nouriel Roubini)は、社会における所得分配の不平等さを測る指標であるジニ係数(Gini Ratio)に基づき「ビットコイン資産は、北朝鮮の富の偏在以上に集中している」と極めて少数の人にビットコインの大多数が所有されていることを批判している。
200BTC以上保有するウォレットの42%は、最高価格2万ドルでも動かず
今回の調査結果は、ビットコインが極めて限られたエンティティ(実在つまり組織など)に集中していることを示しているが、最大の量のBTCを保管しているのは、さまざまな取引所に属していることも事実である。従って、ほとんどすべてのビットコインを保持しているウォレットは、ユーザーに代わってデジタル通貨を預かっている暗号通貨取引所であると想定するのが合理的である。
取引データによると、ビットコイン全供給量の3.8%、時価総額にして約42億ドル(約4,700億円)相当のBTCは、コインベース(Coinbase)のような最大手のデジタル資産取引プラットフォームに属しているという。
さらに、少なくとも200BTCを保有しているウォレットの42%は、ビットコインの価格が2017年12月に2万ドルほどの最高値に達した際も、移出した気配はなかった。最高価格に達した際も、「財布のひもは固かった」という訳だ。
このようなウォレットの持ち主の多くは、仮想通貨の価格が下落傾向にある18年に入っても、ビットコインに絶大な確信を持つ続け、持ち主の27%はさらに買い増ししているという事実が分かった。
以上の結果を要約すると、
- ビットコインの13%は、取引アカウントに保存
- ビットコインの15%は、取引所のウォレットに保存
- 全ビットコインの25%は、長期的(ロング)視野の投資として保持
- 全ビットコインの17%は、短期勝負(ショート)の投資家が保持
- ビットコイン供給の30%は、喪失もしくは未採掘
参考資料:https://coinchoice.net/crypto-wallet-hold-87-of-all-bitcoins/
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Source: 仮想通貨情報局